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1991 Fiscal Year Annual Research Report

タイにおける日本ODAの総合的研究

Research Project

Project/Area Number 03045044
Research InstitutionChuo University

Principal Investigator

吉沢 四郎  中央大学, 商学部, 教授 (90055088)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) YUPHA Klangs  タマサート大学, 社会学文化人類学部, 助教授
BANYAT Surak  タマサート大学, 経済学部, 教授
PRASERT Chit  タマサート大学, 政治学部, 教授
斉藤 優  中央大学, 経済学部, 教授 (40055116)
鶴田 満彦  中央大学, 商学部, 教授 (50055133)
酒井 由美子  中央大学, 法学部, 助手 (60196053)
桐山 昇  中央大学, 商学部, 教授 (80177964)
高柳 先男  中央大学, 法学部, 教授 (70055169)
KeywordsODA / 無償援助 / 有償援助 / インフラストラクチャ- / 都市・農村の格差 / 人間育成 / 環題問題 / NGO
Research Abstract

1.タイ側の日本のODA関係機関の調査から,タイがGNP1人当り1200ドルをこえた現段階において、日本ODAの在り方が問われているが,タイ経済発展のボトルネックとなっているインフラ不足,熱練労働力不足、都市環境問題,都市と農村の格差などを解決することに,日本のODAが積極的役割を果たすよう希望していることがわかった。
2、タイに進出した日本企業(タイ日産自動車ほか3社)の調査からは、タイのインフラ不足、都市環境問題の解決とならんで、タイ経済成長のボトルネックとなっている理工系人材の不足を解決するよう,人材育成(教育)重点をおいて欲しいという強い要望があった。
3、日本ODAの個別プロジェクトの調査は,東部臨海工業地帯,灌漑技術センタ-,メクワン灌漑農業開発計画を対象としたが,総合的評価は今後の課題であるが,灌漑技術センタ-は無償援助で施設の供与とカウタ-パ-トの教育により,水利技術の移転が着実にすすんでいる。ただ教育した人材が経済的理由から転職し,技術移転の継続性が失われていることは,タイ側の事情とはいえプロジェクト効果のマイナス要因となっている。メクワンダムは有償援助だが、日本工業をコンサルタントにダムの建設を終わり,一部給水をおこなっているが,水田裏作による商品農業を可能にして経済的解果をあげている。しかし農家調査のなかで飲料水の不足があることがわかった。総合的水利用計画の必要性を指摘できよう。
4、クロントイ・スラム地区の調査から,今後日本のODAがNGO活動と結合して,草根レベルの援助として展開するように一層考慮する必要があることを確認した。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 吉沢 四郎 他: "タイにおける日本ODAの総合的研究" 中央大学企業研究所年報. 13. (1992)

URL: 

Published: 1993-03-16   Modified: 2016-04-21  

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