1992 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
03045050
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Research Institution | Suzuka National College of Technology |
Principal Investigator |
久保田 郁夫 鈴鹿工業高等専門学校, 校長 (10043283)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
WILIAM E.Lee オハイオ州立大学, 工学部材料工学科, 教授
R.CHANDRASEK オハイオ州立大学, 工学部情報工学科, 教授
GEIRGE Valco オハイオ州立大学, 工学部電気工学科, 教授
HISEN Ching オハイオ州立大学, 工学部電気工学科, 名誉教授
GEORE St.Pie オハイオ州立大学, 工学部材料工学科, 教授
ROBERT A.Red オハイオ州大学, 工学部, 工学部長
近藤 一之 鈴鹿工業高等専門学校, 電気工学科, 講師 (00170423)
井上 哲雄 鈴鹿工業高等専門学校, 材料工学科, 助教授 (10203241)
桑原 裕史 鈴鹿工業高等専門学校, 電子情報工学科, 助教授 (30043326)
大井 司朗 鈴鹿工業高等専門学校, 機械工学科, 助教授 (30043318)
国枝 義彦 鈴鹿工業高等専門学校, 材料工学科, 助教授 (80043313)
山口 慎司 鈴鹿工業高等専門学校, 電気工学科, 教授 (70043304)
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Keywords | 新素材 / 酸化亜学蛍光体 / 発光機構 / 窒化ケイ素 / セラミックス接合 / アルミニューム合金 / 応力腐食割れ / スイッチドキャパシタ |
Research Abstract |
エレクトロニクスおよび情報関連分野の技術進展や新素材の出現により,自動車の生産においても,新しい材料の使用によって品質,生産性の向上を図ることが可能となってきた。これがきっかけとなり,より良い品質,生産性などを追求するため,新しいセンシングデバイス,ディスプレーデバイス,構造材料,エンジン材料の開発が求められている。このような背景から,昨年よりオハイオ州立大学工学部と自動車に関連した新機能材料の開発とプロセシング技術について,協力研究を行ってきた。本年度の研究の結果,次のようなことが明らかとなった。 1.ディスプレーデバイス材料である酸化亜鉛発光効率の改善のために,試料の熱刺激電流,光伝導電流の測定を行うことにより,発光機構の解明を進めており,ZnO蛍光体のエネルギーバンドギャップが明らかになった。発光機構については,電子が伝導帯に励起され,それが表面あるいは界面の不純物準位に落ちるときに発光すると考えられるが,詳細は現在検討中である。 2.圧力センシング回路の集積化に役立つ高速の容量測定回路をスイッチドキャパシタを利用して実現できた。 3.熱衝撃特性に優れた代表的セラミックスである窒化ケイ素の接合に関して,バインダーとしてA1簿膜を用い,HIP処理することにより,界面にSi-A1-O-N系の組織が形成され良好に接合することが明らかとなった。 4.高強度アルミニューム合金の表面皮膜の特性が熱処理により大きく異なることが明らかとなり,皮膜特性の良い材料でのSCC試験を現在進めている。また破断性の破面解析等を進めている。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] 国枝 義彦 沖 猛雄: "HIP法による窒化ケイ素の接合強度への各種バインダー(Cr-N,Fe-V,A1-SiO_2)の効果" 鈴鹿工業高等専門学校紀要. 25. 323-331 (1992)
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[Publications] 井上 哲雄 沖 猛雄: "Characterization of Passivation Film on the Surface Layer of A1-Zn-Mg Alloy" 鈴鹿工業高等専門学校紀要. 25. 77-82 (1992)
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[Publications] 近藤 一之 渡辺 健蔵: "副尺を備えたスイッチドキャパシタ容量測定回路" 電子情報通信学会春期大会予稿集. A-42 (1993)
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[Publications] 近藤 一之 渡辺 健蔵: "A Switchied-Capacitor Capacitance Measurment Circuit with the Vernier Scale" IEICE Transactions on Fundamentals of Electronics,Communications and computer Sciences.