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1991 Fiscal Year Annual Research Report

ポジトロン標識モノクロ-ナル抗体による癌診断法の開発

Research Project

Project/Area Number 03152014
Research InstitutionTokyo Metropolitan Institute of Gerontology

Principal Investigator

石渡 喜一  (財)東京都老人総合研究所, ポジトロン医学研究部門, 主任研究員 (50143037)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 佐々木 徹  (財)東京都老人総合研究所, ポジトロン医学研究部門, 研究員 (30158927)
千田 道雄  (財)東京都老人総合研究所, ポジトロン医学研究部門, 副参事研究員 (00216558)
岩田 錬  東北大学, サイクロトロン・ラジオアイソトープセンター, 助手 (60143038)
Keywordsモノクロ-ナル抗体 / ポジトロン断層法 / Cー11 / Fー18 / 癌診断
Research Abstract

癌の核医学的診断に、ポジトロン核種で標識したモノクロ-ナル抗体を用いるポジトロン断層法(PET)による新しい診断法の基礎的検討を目的とする。本年度はポジトロン標識抗体の調製法を検討し以下の結果を得た。
1.ポジトロン標識前駆体による化学修飾法:サイクロトンにより ^<14>N(p,α) ^<11>Cの核反応により ^<11>CO_2( ^<11>Cの半減期は20分)を製造し、これをLiAlH_4で還元、ついでHIと反応させて ^<11>CH_3Iを合成した。これを標識前駆体として抗体タンパク質の標識の致適条件を、モデル実験としてヒト血清アルブミン(HSA)を選び検討した。10%エタノ-ル水中、0.1M Na_2CO_3、40〜60℃、5分間で50μg〜50mgのタンパク質のアミノ基を高い放射化学的収率でメチル化することができた。マウスへ ^<11>CーHSA静注後の血獎中での安定性をゲル濾過法で検討したところ、 ^<11>Cー標識は調べた2時間までは安定に保たれていた。
2.ポジトロン標識アミノ酸あるいは糖による抗体産生細胞でインビボ合成法: ^<20>Ne(d,α) ^<18>F核反応にて ^<18>F_2を製造し、これをAcO ^<18>FとしOーacetyーLーtyrosineと反応させ、加水分解したのちHPLCにより2ー[ ^<18>F]fluoroーLーtyrosineを分離精製した。また、 ^<16>O( ^3He,p) ^<18>F核反応により ^<18>Fアニオンを製造し、1,2:3,4ーdiーOーisopropylideneー6ー(trifluoromethaneーsulfonyl)oxyーLーgalactoseと反応させ、加水分解し、HPLCにより6ー[ ^<18>F]fluoroーLーfucoseを分離精製した。tyrosineとfucoseの ^<18>F標識体は、マウスの移植腫瘍によく集積し、代謝物分析の結果は、投与後1時間ですでに前者はタンパク質に、後者は糖タンパク質の糖鎖にそれぞれ取り込まれることが明らかになり、インビボ合成の標識前駆体となることが期待された。

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Published: 1993-03-16   Modified: 2016-04-21  

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