1991 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
03202209
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
金子 克美 千葉大学, 理学部, 助教授 (20009608)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 孝臣 千葉大学, 理学部, 助手 (20196835)
尾関 寿美男 千葉大学, 理学部, 講師 (60152493)
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Keywords | イオン吸着 / ミクロ孔 / 硝酸イオン / 活性炭 / 表面修飾 / 表面積 / 鉄酸化物 / 等電点 |
Research Abstract |
FeOOH類のみならず,ジャロサイト,水酸化銅,NaOHの分散を行ったセルロ-ス系活性炭素繊維(CELーACF)を調整し,77KにおけるN_2吸着から表面状態・ミクロ孔構造を調べた。更に,ポリアクリロニトリル系ACF(PANーACF)とピッチ系ACF(PITーACF),やし殻活性炭,ゼオライト,イオン交換樹脂の表面状態を調べた。これら試料のゼ-タ電位測定を開始しているが,未だに十分な結果は得ていない。各試料の抵濃度硝酸イオン(30mg/l)の動的吸着特性を303K,PH3.4-11にて測定した。一部試料については303KPH6における吸着等温線を求めた。 中性域での動的硝酸イオン吸着特性を調べると,FeOOH修飾CELは吸着量も多く,硝酸イオン濃度を2mg/lにまで低下させる能力がある。 Cu(OH)_2処理CELあるいはPITにも吸着量が大きいものがあるが,硝酸イオン濃度を十分低下できない。硝酸イオンの動的吸着能力と表面積,ミクロ孔構造との間には明暸な相関がみられない。 硝酸イオン吸着がACF表面電荷に依存していると考えられた。 動的硝酸イオン吸着量とPHとの関係を調べてみると,CELとα‐FeOOH‐CELの両方共に,表面がプラスとなる酸性領域で著しい吸着量増加が見出された。 その吸着量は実用性が検討されているイオン交換樹脂のそれより大きい)。硝酸イオンは表面がプラスの部位に吸着しているとみられるので,等電点の大きい酸化物修飾の重要性を示唆している。 硝酸イオン吸着等温線はLangmuir型であり,飽和吸着量が動的吸着量に比べて5倍程である。 従って表面修飾の今後の展開によれば,吸着量がイオン交換樹脂の数倍の能力を持つに至ると予想される。
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[Publications] K.Kaneko,S. Camara,S. Ozeki,M. Souma: "Dynamic NO^-_3adsorption characteristics of iron oxideーdispersed activated carbon fibers" Carbon. 29. 1287-1289 (1991)
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[Publications] J.Imai,M. Souma,S. Ozeki,T.Suzuki,K.Kaneko: "Reaction of dimerized NO_X with SO_2 in a restricted slitーShaped micropore space" J. Phys. Chem.95. 9955-9960 (1991)
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[Publications] S. Camara,S. Ozeki,K.Kanako: "An adsorption carbonous filter for diluted nitrate ions" J. Colloid Interface Sci.