1991 Fiscal Year Annual Research Report
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03205060
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
川上 雄資 名古屋大学, 工学部, 助教授 (80109280)
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Keywords | 分子設計 / ポリオキセタン / ポリオキシラン / ポリアミド / ポリブタジエン / 液晶性高分子 / スペ-サ- / 開環重合 |
Research Abstract |
高分子における1次構造と発現液晶相などの組織構造との関連を解明し、組織中の特定のコンホメ-ションをとる高分子に従来にない新しい機能を与え、さらには応用範囲を広げるために、光学活性開始剤を用いて得られる、メソゲンや永久双極子を持つイソタクチックポリメタクリル酸エステルのとる、らせん構造に基づくコレステリック、あるいは光学活性ポリエ-テル鎖を用いて刺激応答の速いキラルスメクチック液晶相の設計を行うことを目的とした。 1)長鎖アルキル基をテイルとしてもつトリフェニルメチルエステルモノマ-を合成することができた。現在、ラジカル重合だけでなく光学活性開始剤を用いるらせん構造をもつポリマ-の合成について検討している。 2)ポリオキセタン、ポリオキシランやポリブタジエンが側鎖型液晶性高分子の主鎖となり得るかどうか、メソゲンの構造の液晶相への影響について検討した。モノマ-はEt_2O・BF_3やEt_3O・BF_4を開始剤とするカチオン重合やラジカル重合によりポリマ-とした。 3)剛直な主鎖であるポリアミドにスペ-サ-の役割をするオリゴジメチルシロキサンを導入することができた。現在、メソゲンを導入し、高温に耐えられる液晶材料を開発中である。 シアノビフェニルをメソゲンとするポリマ-では、主鎖がポリオキセタンやポリオキシランの場合にも液晶性を示し、主鎖の柔軟性の重要性を示すことができた。さらに、主鎖ポリブタジエンでもジシロキサンのように運動性の大きなスペ-サ-を選ぶと液晶性を示すことを見いだした。テイルにフッ素原子を用いても液晶性を示した。また、メソゲンの中央部で主鎖と結合したポリマ-でも、短い長さのスペ-サ-にもかかわらず、ネマチック相をとり、主鎖の柔軟性が側鎖中のメソゲンの配向を容易にすることが確認された。
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Research Products
(14 results)
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[Publications] Y.Kawakami: "Smectic Liquid Crystalline Polyoxetane with Novel Mesogenic Group." Polym.Bull.25. 439-442 (1991)
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[Publications] Y.Kawakami: "Synthesis of Liquid Crystalline Polymers with Polyoxetane Main Chain." Macromolecules. 24. 4531-4537 (1991)
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[Publications] Y.Kawakami: "Synthesis of Dicarboxylic Functionalized Polysiloxane Macromer." Polym.Bull.25. 521-527 (1991)
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[Publications] Y.Kawakami: "Polymerizability of Isomerically Trimethylsilyl Substituted Styrene." Polym.J.23. 285-296 (1991)
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[Publications] Y.Kawakami: "Synthesis and Thermal Transition of Sideーchain Liquid Crystalline Polyoxetane Having Laterally Attached Mesogenic Group." Polym.International.
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[Publications] S.Nunomoto: "Synthesis and Polymerizability of Polyamide Macromonomer." Macromolecules.
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[Publications] Y.Kawakami: "Synthesis of Aromatic Diamino Functionalized Dimethylsiloxane Oligomers and Macromonomers." Polym.Bull.
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[Publications] Y.Kawakami: "Synthesis and Gas Permeability of Aromatic Polyamide and Polyimide Having Oligodimethylsiloxane in Mainーchain or Sideーchain." Macromolecules.
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[Publications] 川上 雄資: "高分子設計" 日刊工業新聞社, 330 (1992)
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[Publications] 川上 雄資(分担執筆): "パワ-ノ-ト有機化学" 広川書店, 180 (1992)
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[Publications] 川上 雄資(分担執筆): "マクロモノマ-を用いる枝分れポリマ-の合成と応用" 技術情報協会, 500 (1992)
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[Publications] 川上 雄資(分担執筆): "マクロモノマ-とグラフトポリマ-の精密設計" 学会出版センタ-, 300 (1992)
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[Publications] 川上 雄資(分担執筆): "実験化学講座28巻" 丸善,
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[Publications] 川上 雄資(分担執筆): "高分子機能材料" 480 (1992)