1991 Fiscal Year Annual Research Report
高度情報化に伴う社会システムと人間行動の変容に関する研究
Project/Area Number |
03229111
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
高木 教典 東京大学, 新聞研究所, 教授 (20013039)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
猪瀬 博 学術情報センター, 所長 (70010618)
児島 和人 東京大学, 新聞研究所, 教授 (20114209)
内川 芳美 成蹊大学, 文学部, 教授 (60013033)
杉山 光信 東京大学, 新聞研究所, 教授 (70092020)
桂 敬一 東京大学, 新聞研究所, 教授 (70204451)
|
Keywords | 高度情報社会 / 情報化 / 情報社会 / 社会情報 / 社会情報学 / ネットワ-ク / 社会システム / 人間行動 |
Research Abstract |
[1]重点性と領域性が明確な成果を上げるため、群ごとに共同研究の推進を促し、平成3年度につぎのような前進をみることができた。 (1)第1群「高度情報化と社会情報媒体の役割」(6班):群として「新しい映像情報産業とメディアの変容」「情報ネットワ-クの形成と社会的コミュニケ-ションの発展」をテ-マとする二つのシンポジウムを、平成4年度に開催するめどを立て、実現について検討を開始した。 (2)第2群「高度情報社会における人間行動の変化」(7班):平成4年3月24日、「情報環境の変化と人間行動」「情報社会の陥穽」「環境変化への適応能力」「新しい情報環境と教育」をテ-マに、共同研究成果発表会を開催、次年度への発展の足掛かりを固めた (3)第3群「高度情報化の法体系と社会制度」(3班):初年度は各班別に研究を行う状態のまま推移したが、総合的な「情報法」の体系確立を目指す共同研究の開始についても、内部的な検討が進められている。 (4)平4群「産業社会の情報化と経済システム」(6班):平成3年12月14日、合同研究会を開催、各班が中間的な研究成果を報告、相互に意見交換を行った結果、次年度秋に大規模な公開シンポジウムを開催することとし、その準備のため共同検討会を組織した。 (5)第5群「高度情報社会の成立と文化変容」(4班):平成3年11月27日、群としての公開シンポジウム「文化変容の現在」を開催、共同討議のなかから、班別の、また群としての研究課題を洗い出し、次年度以降の研究活動の方向づけを明らかにした。 [2]総括班は、サ-キュラ-(研究会通知)9号、ニュ-ズレタ-『メルクリウス』5号を発行、事務局UNIXシステムをDTP作業・電子メ-ル・BBS(電子掲示板)支援利用で実用化したほか、領域全休の活動の成果をEC委員会第12総局(ベルギ-)において報告した。
|
Research Products
(4 results)
-
[Publications] 桂 敬一: "新しい社会情報学へのアプロ-チ" 新聞学評論. (1992)
-
[Publications] 青木 保ほか: "特集・情報化と文化変容の現在" 思想. (1992)
-
[Publications] 重点領域研究「情報化社会と人間」第2群事務局・総括班(橋元 良明ほか): "第2群「高度情報化社会における人間行動の変化」成果報告集" 重点領域研究第2群事務局・総括班, (1992)
-
[Publications] 重点領域研究「情報化社会と人間」第4群事務局・総活班(伊藤 誠ほか): "第4群「産業社会の情報化と経済システム」合同研究報告書" 重点領域研究第4群事務局・総括班, (1992)