1991 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
03229119
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
青木 保 大阪大学, 人間科学部, 教授 (80062636)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
土佐 昌樹 大阪大学, 人間科学部, 助手 (10237084)
梶原 景昭 大阪大学, 人間科学部, 助教授 (10116014)
中林 伸浩 金沢大学, 教養部, 教授 (30019848)
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Keywords | 情報化 / 文化複合 / 国際化 / 文化変容 / 異文化体験 / 都市 / 東アジア / 現代日本社会 |
Research Abstract |
今年度は、高度情報化と「文化複合」の研究及び調査に関する方法論と理論の研究を中心に課題の追求を行った。そのために大阪大学人間科学部で研究会を開催し、(1)文化人類学及び文化記号論等の専門領域での基礎研究の展開をふまえて、課題に関する研究討議を行い、(2)比較文化論的な視点を含めて研究調査の実施に着手した。なお研究会には上記研究分担者に加え、その他の専門研究者の参加も仰いでいる。 さらに大阪を中心に、(1)都市の社会集団における「外国人」受け入れの準備と対応、(2)都市における「外国人」のタイポロジー(文化・民族・言語・イメージと実態)、(3)都市の「国際化」度(記号・標識・案内・応接等)、(4)消費と異文化(外国製品と消費生活)、(5)比較文化・社会的実態調査、(6)日本人及び外国人の異文化体験、の六点についての集中的実態調査を開始し、基礎的デ-タの蓄積を始めている。 以上の進展に基き平成3年11月には研究代表者の青木が重点領域第五群の研究シンポジウム「文化変容の現在」を組織し、その中で「東アジアの情報化と文化変容」のセッションを開催した。(平成3年11月26日〜28日、於東京大学)このシンポジウムには班外の研究者も発表・討論者として参加し、共同研究を進め、今後の問題点を明らかにした。 今年度の研究と発表を通して、現時点で所期の目的を遂行することができ、また本課題に対する関心が極めて高いことがよく理解された。この研究シンポジウムの成果は、報告書として、また学術雑誌の論文として発表される予定である。それに加えて、本課題とも関連する、ナショナリズムをめぐる国際研究会を平成4年3月に大阪大学で開き、課題をより総合的に展開、研究しつつある。現在そのとりまとめと、次年度の実態調査中心の研究活動にかかる、さらに細心かつ周到な研究準備を続けているところである。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] Tamotsu Aoki: "“Social and Cultural Change after the Chrysanthemum and the Sword"" Paper presented at the Regional Seminar on Japan titled “Japanese Popular Culture in the 1980's",at Berkley,University of California. (1991)
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[Publications] 中林 伸浩: "『岡田光玉の言霊ー語呂合わせと文字についての一考察』" 国立民族学博物館研究報告別冊. (1992)
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[Publications] Kageaki Kajiwara: "“Philippine Democracy:A Resistance against the Common Good"" Paper presented at the Australian Asian Studies Association Conference at the Hong Kong University. (1991)
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[Publications] 北岡 伸一: "『日米関係のリアリズム』" 中央公論社, (1991)