1991 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
03234106
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
伊藤 正美 名古屋大学, 工学部, 教授 (30023021)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
日高 敏隆 京都大学, 理学部, 教授 (70014892)
北森 俊行 東京大学, 工学部, 教授 (60010724)
北村 新三 神戸大学, 工学部, 教授 (80029131)
梅谷 陽二 東京工業大学, 工学部, 教授 (20013120)
須田 信英 大阪大学, 基礎工学部, 教授 (60029410)
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Keywords | 自律分散 / 自己組織化 / 秩序生成 / 通信機能 / 情報処理機能 / 制御機能 / 生体組織 / 生物社会 |
Research Abstract |
自律分散システムとは、システムを構成する各要素が個々に自律性を保ちつつ行動しながらお互いに協調し、システム全体として秩序を生成するシステムのことである。本重点領域研究は、生物学、生物社会学、システム・制御・情報工学分野の研究者が学際的に協力し、(A)生物システムにおける自律分散機構を解明し、(B)自律分散システムに必要な機能(通信・情報処理・制御)を分析し、(C)これらの知見をもとに自律分散システムの理論を構築することにより、自律分散システムの解析、記述、設計、制御、運用の方法論を整備確立しようとするものである。本研究は、主に8つの計画研究班によって研究を推進しているが、本総括班では、各研究班の研究状況の把握と研究交流の促進を行い、各班の研究成果をふまえて「自律分散」の基本概念・理論の構築を図ることを主たる任務としている。本年度は、この任務を達成するため、4回の総括班会議、2回の計画研究班代表発表会、2回の全体講演会、全体会合、討論会を開催した。これらの成果は、中間成果概要、研究経過報告書、全体講演会論文集、平成3年度成果概要、「自律分散システムの統一理論を探る」、Newsletter(3冊)などとして刊行された。とくに、本年度は、概念の統一、理論の統一へ向けて、有意義な討論の場が数回開催され、自律分散システム成立のための基本要件が確認され、有意義であった。さらに、自律分散システムの統一理論を目指して、実り多い研究成果を挙げるために、総合討論会を平成3年度に続いて平成4年度も行うこと、国際シンポジウムを平成4年度末に行うことを申し合わせた。なお、本総括班が総括した各計画研究班の研究成果は別添の通りである。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 伊藤 正美: "「自律分散システム」研究の動向と課題" 計測と制御. 31. 214-218 (1992)
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[Publications] Y.Kuramoto: "Collective Synchronization of Pulse-Coupled Oscillators and Excitable Units" Physica. D50. 15-30 (1991)
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[Publications] 湯浅 秀男: "分岐現象を用いた多様なパタ-ンを生成する自律分散システム" 計測自動制御学会論文集. 27. 1307-1314 (1991)
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[Publications] 上田 哲男: "自己組織化現象としての細胞の知覚" 病態生理. 10. 906-913 (1991)
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[Publications] 片山 芳文: "腸壁内在神経の機能構築と腸管運動" 日本平滑筋誌. 26. 239-243 (1990)
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[Publications] M.Sato: "Patterning Processes in Aggregates of Hydra Cells Visualized with the Monoclonal Antibody" TS19. 141. 412-420 (1990)