1991 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
03301026
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
畠中 宗一 大阪市立大学, 生活科学部, 助教授 (10141855)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩崎 美智子 聖徳大学, 幼児教育専門学校, 助教授
岡本 多喜子 東京都老人総合研究所, 社会福祉部, 研究員 (20142648)
樽川 典子 筑波大学, 社会科学系, 講師 (00141218)
牧園 清子 松山大学, 人文学部, 教授 (50131727)
栗田 喜勝 岡山女子短期大学, 幼児教育科, 講師 (60205200)
野口 勝已 倉敷市立短期大学, 保育科, 教授 (30198577)
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Keywords | 里親制度 / 社会的養護 / 沖縄社会 / 地域福祉 / サポ-トネットワ-ク / 福祉政策 / 家族問題 |
Research Abstract |
平成3年度は、5回の研究会(東会2回、大阪1回、岡山1回、松山1回)と2回の沖縄里親調査(第1回調査:平成3年11月中旬、第2回調査:平成4年3月下旬予定)を中心に研究を実施した。 第1回調査では、社会的養護の領域から里親制度に焦点をあて、インテンシブな聞き取り調査を行った。聞き取り調査の内容は以下のとおりである。すなわち、登録里親になるまでのこと、受託から現在までのこと、家族観・子供観、生活史などがそれである。この調査のポイントは、沖縄社会をフィ-ルドに選んでいることにあるが、そこには幾つかのコンノテ-ションが含まれる。その第1は、人口千人当たりの受託里親数が全国一高いことである。つまり、里親活動の盛んな地域をフィ-ルドに選択することによって、全国的に低迷している里親活動を活性化するためのヒントが得られないかということ。第2に、このような問題意識と裏腹に、受託里親数の高さは社会福祉制度の適用にヴァリアントが存在するのではないかという疑問も存在すること。第3に、里親制度を通して沖縄の家族問題に焦点を当てたいと思うこと。これらのうち、里親に幾つかの類型が存在していること、過疎地域の活性化の一つの戦略として里親制度が機能していることなどが明らかになってきているが、本格的な分析はこれからである。 現在第2回調査を準備中であるが、第1回調査が受託里親を中心にした調査であるのに対して、今回は第1に、里親制度を中心に関連機関への聞き取りを行うこと、第2に、地域福祉とりわけサポ-ト・ネットワ-クの視点から里親制度がどのように機能しているか、に調査の焦点を置く予定である。
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