1991 Fiscal Year Annual Research Report
歴史学における情報化の方法と情報システムの研究開発
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03301041
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
勝村 哲也 京都大学, 人文科学研究所, 助教授 (50066411)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
桶谷 猪久夫 帝国女子大学, 家政学部, 教授 (90169269)
星野 聰 京都大学, 大型計算機センター, 教授 (90025867)
柴山 守 大阪国際大学, 経営情報学科, 助教授 (10162645)
加藤 幸三郎 専修大学, 経済学部, 教授 (90083477)
佐々木 隆爾 東京都立大学, 人文学部, 教授 (10086944)
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Keywords | ワ-クステ-ション / 地域研究 / 史料 / 第2次世界大戦 / 信託統治地域 / アジア / 漢字処理 / 多言語情報処理 |
Research Abstract |
研究組織を5科に分けて研究を進めた。 第1科、歴史研究支援情報システム開発 ワ-クステ-ションの設計、アプリケ-ションソフトウェアの開発、ワ-クステ-ションを用いたデ-タの処理とネットワ-クの試行 第2科、地域研究(1) 第3科、地域研究(2) 第2科では日本近世を中心とする地域研究、第3科では日本及びアジアを中心とする諸地域の地域研究をそれぞれ推進するために必要な調査・研究と史料の情報化のためのフォ-マットの作成 第4科、近・現代史料研究 日本近・現代史料活用のための調査と研究。主として第2次世界大戦時に日本が占領あるいは信託統治した諸地域及びそれに関連する諸機関に関する史料等を活用するための調査・研究と近・現代史料を情報化するためのフォ-マットの作成 第5科、総括 研究の総括・研究会・シンポジウムの開催(平成4年3月26日)と報告書編集 なお、各科では以下の諸点に重点を置いた。第1科においては、機器の選定と購入を行い、京大、東京都立大に設置した。第2科第4科においては、特に近世文書・近現代文書等文献資料の所在調査を各地の公文書館、公私文書所蔵機関・所蔵者に対して行い、併せて関係諸機関・団体・個人に関する調査を行った。別に伝承・伝聞・聞取り史料・主要政党・政治家に関する記録保存状況の調査も進めた。第3科・第4科においては、特に計算機を用いたサンプリング的試行的研究を進めると共に、研究者の実用に共することができるフォ-マットの作成と史料活用の方法を研究した。
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Research Products
(8 results)
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[Publications] 勝村 哲也,丹羽 正之,中田 易直,古賀 登,岩崎 宏之: "「アジア諸国を対象とした情報ネットワ-ク構想と日本の役割」" 第132回情報工学研究談話会報告. 132. 1-26 (1991)
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[Publications] 勝村 哲也,丹羽 正之: "「Makinng a New Kanji Code Model」" 91'北京漢字鍵盤輸入技術国際学術交流会論文集. 1. 25-33 (1991)
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[Publications] 佐々木 隆爾: "「日本の第2次世界大戦への参入ー真珠湾攻撃の政策決定過程とその諸反応ー」" 『人民学報』. 3. 1-16 (1992)
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[Publications] 柴山 守: "古文書画像のマッチングについて" 京都大学大型計算機センタ-研究セミナ-報告. 29. 1-5 (1992)
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[Publications] 星野 聰: "歴史研究支援システムの研究" 「国文学とコンピュ-タ」シンポジウム講演集. 2. 103-114 (1991)
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[Publications] 桶谷 猪久夫: "文書デ-タベ-スの設計と索引機能" 国際研究論集. 4. 47-65 (1991)
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[Publications] 星野 聰,村尾 義和: "続日本紀総索引" 高科書店, 2694 (1992)
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[Publications] 佐々木 隆爾編: "『争点・日本の歴史6 近現代編』" 新人物往来社, 318 (1991)