1992 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
03301080
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
石川 経夫 東京大学, 経済学部, 教授 (90107483)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
八木 匡 名古屋大学, 経済学部, 専任講師 (60200474)
堀岡 チャールズ 大阪大学, 社会経済研究所, 助教授 (90173632)
高山 憲之 一橋大学, 経済研究所, 教授 (30102940)
吉川 洋 東京大学, 経済学部, 教授 (30158414)
西村 清彦 東京大学, 経済学部, 助教授 (70164580)
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Keywords | 日本経済 / 所得分配 / 資産の分配 / 日本の労働市場 / 公的年金 / 教育支出 |
Research Abstract |
本年は、昨年度の研究集会で発表された暫定的成果を深化させるとともに、各テーマについて過去の研究との連絡をつけることを含め、より包括的なものとすることめざして研究を続けた。本年度末(3月17-19日)に予定される研究集会では、つぎの論文が成果として報告される。 (1)貯蓄と資産形成...1989年全国消費実態調査にもとづく(高山憲之) (2)見せかけの不平等と真の不平等--世代種複モデルによるシュレーション(照山博司) (3)日本における貯蓄動機(チャールズ・ホリオカ、大竹文雄) (4)日本の対外援助(深尾京司) (5)日本の労働分配率(西村清彦) (6)日本経済の成長・循環と労働分配率 (7)日本の労働市場の二重構造(石川経夫) (8)80年代の賃金構造の変化(玄田有史) (9)教通を通じた所得移転(樋口美雄) (10)分配における帰属家賃とキャピタル・ゲイン、 (11)日本の公的年金の再分配効果(八田達夫) このうち、賃金構造調査の個表をもとに日本の労働市場の二重構造に関する量的、質的計量を行なった研究代表者の(7)の論文は、4月1日ー3日にイタリア・トリノで開催される国際研究集会でもMeasuring the Extent and Nature of Duality in the Japanese Labour Marketとしても発表される。3月の研究集会における分担者相互および外部の研究者との討論をもとに、書物の刊行をめざす予定である。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] 石川 経夫: "仕事の満足度の分配をめぐる統計的分析" 日本労働研究雑誌. 34. 2-14 (1992)
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[Publications] 吉川 洋: "A keyneriam Model of Economic,Growth" Discssion Paper(92-F-10),Faculty of Economics,Uninerrity of Tokyo,October,1992. (1992)
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[Publications] 吉川 洋(共著): "高齢化社会の経済政策(第8章高齢化政策の理論的基礎)" 東大出版会, (1992)
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[Publications] 吉川 洋(共著): "The Japanese Monetary Policy ″Monetary Policy and the Real Econony in Japan″" Chicago University Press,