1991 Fiscal Year Annual Research Report
21世紀の算数・数学教育の教育課程の基本理念と内容に関する研究
Project/Area Number |
03301106
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Research Institution | Bunkyo University |
Principal Investigator |
片桐 重男 文教大学, 教育学部, 教授 (30000003)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長崎 栄三 国立教育研究所, 科学教育研究センター, 数学教育研究室長 (50141982)
伊藤 説朗 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (30117329)
吉原 健一 横浜国立大学, 工学部, 教授 (00017766)
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Keywords | 21世紀の算数・数学教育 / 発問 / イギリスのナショナルカリキュラム / School Mathemctis Project / 数学の応用と活用 |
Research Abstract |
「21世紀の算数・数学教育の教育課程を考える」ことを課題として,研究分担者に研究協力者を加え,次のような研究を行った。 1.本課題について,算数教育関係者にアンケ-ト予備調査をした。これを基に,小・中・高校全般にわたるアンケ-ト調査を広く行うこととし,今年度末にこの調査問題を完成した。発送,集計考察は次年度早にに行う。 2.次項以下の研究の中間まとめとして,次のような発表を行った。 (1)片桐重男・長谷川雅子「算数指導における発間の分析とその評価」1991教育工学関連学会協会第1回全国大会(大阪大学1991年11月2,3日)(2)片桐重男「個性を尊重し問題解決の力を育てるには,授業をどう変えたらよいか」新算数教育研究会セミナ-(1991年12月26,27日,箱根) 3.イギリスの最切のナショナルカリキュラムとこれにもとづくSchool Mathen atics Projectの新しい教科書及び中国,ノルウェ-の教科書について,日本でとりあげてない内容や興味ある問題について研究した。これによって,離散数学や数学を活用する問題など参考となることを多数把握した。 4.算数・数学の利用と活用についての指導に焦点を当てることが,今後ますます重要となるという見通しをもち,これについて,いくつかの具体例を開発した。この活用の意義と具体的な内容の開発について今後更に研究を深める。 5.コンピュ-タの効果的な利用のために,よいソフトの作成と教育課種でのコンピュ-タの位置づけを具体的に明らかにしていくことが,特に必要であると考え,そのようなソフトを開発しつつある。
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