1993 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
03302058
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
比企 静雄 早稲田大学, 人間科学部, 教授 (50006227)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
米沢 義道 信州大学, 工学部, 教授 (90020982)
鎌田 一雄 宇都宮大学, 工学部, 教授 (80016609)
伊福部 達 北海道大学, 電子科学研究所, 教授 (70002102)
田村 進一 大阪大学, 医学部, 教授 (30029540)
渡辺 亮 熊本大学, 工学部, 教授 (50040382)
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Keywords | 感覚障害 / 聴覚障害 / 視覚障害 / 音響情報 / 画像情報 / 感覚代行 / 触覚表示 |
Research Abstract |
平成3年度(第1年度)と平成4年度(第2年度)にわたって、聴覚・視覚障害に対する音響・画像情報の伝達手段について、研究代表者・分担者が、A.聴覚障害に対する音響情報伝達では、聴覚補償のための音響情報処理、音響情報の視覚表示、音響情報の触覚表示、B.視覚障害に対する画像情報伝達では、視覚補償のための画像情報処理、画像情報の触覚表示、画像情報の聴覚表示などの、それぞれの役割分担およびそれらの周辺の研究課題について、国内・国外の関連する学会・研究会の文献情報のデータベースを作成したうえで、研究状況の調査や研究の組織化の検討を進めてきた。 平成5年度(第3年度)は本総合研究の最終年度であるので、これらの調査と検討の結果をとりまとめるために、研究代表者・分担者が個別に打ち合せを繰り返してきた。そして、最終的には、聴覚・視覚障害に対する音響・画像情報の伝達手段についてのシンポジウムを、平成6年4月始めに開催する。そこでは、本総合研究の研究分担者が、それぞれの役割分担についての国内・国外の従来からの研究成果を解説し、また、研究の組織化の検討の結果を報告して、研究組織以外の諸領域の関係者にも、本総合研究の研究目的と研究成果について広く理解を求める。 これらと並行して、平成5年5月にスウェーデン王國ストックホルム市で、スウェーデン・ハンデイキャップ研究所が開催した「リハビリテーション技術の進展に関するヨーロッパ会議」、および、ヨーロッパ音声通信協会のワークショップ「障害者のための音声・言語技術」に研究代表者・分担者の一部が参加して、本総合研究で中心的に扱っているこの分野の研究について、最近の成果を報告をするとともに、とくにヨーロッパ各國の積極的な活動との交流を計ることができた。
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