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1991 Fiscal Year Annual Research Report

霊長類の成長に関する形態学的・生理学的総合研究

Research Project

Project/Area Number 03304011
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

岩本 光雄  京都大学, 霊長類研究所, 教授 (20027478)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 鵜殿 俊史  三和化学研究所(株), 熊本研・霊長類センター, 主任研究員
吉田 高志  予防衛生研究所, 筑波医学実験用霊長類センター, 主任研究官 (60142147)
浜田 穣  岡山理科大学, 教養部, 助教授 (40172978)
鈴木 樹理  京都大学, 霊長類研究所, 助手 (10175408)
後藤 俊二  京都大学, 霊長類研究所, 助手 (90093343)
Keywords成長 / 霊長類 / 生体計測 / X線写真 / 血液性状 / ホルモン
Research Abstract

本年度は,当初の計画に従い,霊長類研究所,予防衛生研究所・筑波医学実験用霊長類センタ-及び三和化学研究所(株)熊本研究所・霊長類センタ-で飼育されている霊長類について,形態学的および生理学的サンプルの収集とデ-タの蓄積を行なった。これについては順調に進行し現在も継続中である。
チンパンジ-に関して,収集した資料・デ-タの予備的分析を行なったところ,形態面では,手首以遠の骨格X線写真と生体計測デ-タの数値分析から,少くともオスではニホンザル,ヒトと共通する発育パタ-ンが見られ,変曲点年齢,その時のサイズや発達スコア,速度などに差が認められた。また骨格発達には共通して,あるスコアと性成熟との関連性が示唆された。生理面では,血液性状に年齢変化が見られるものがあり(アルカリフォスファタ-ゼ,クレアチニン,フマトクリット,総蛋白量),特にアルカリフォスファタ-ゼでは,雌雄共に性成熟期後半に低下を始め成体では1/4に減少することが明らかになった。成長関連ホルモンの年齢変化では,ソマトメジンCにおいて特にメスで,性成熟期に値が上昇し成体になり値がプラト-になる傾向が著しく,これは血中成長ホルモンの分泌量の変化をも示していると考えられた。
これらの結果は,成長の総合的な解析を行う上で性成熟期を中心に形態学及び生理学的パラメ-タを相互に関連させて検討する必要性を示唆しており,来年度はこの観点から蓄積された資料・デ-タの本格的な分析を行う。

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Published: 1993-03-16   Modified: 2016-04-21  

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