1991 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
03305010
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Research Institution | Aoyama Gakuin University |
Principal Investigator |
近藤 泰弘 青山学院大学, 文学部, 助教授 (20126064)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
亀田 弘之 東京工科大学, 工学部, 助教授 (00194994)
古田 啓 東京女子大学, 現代文化学部, 助教授 (30165485)
荻野 綱男 筑波大学, 文芸. 言語学系, 助教授 (00111443)
長尾 真 京都大学, 工学部, 教授 (30025960)
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Keywords | 古典日本語 / 計算機 / 索引 / 形態素解析 / テキストデ-タベ-ス / 機械可読テキスト |
Research Abstract |
本年度は下記のような研究を進めた。 1 基礎的なテキストデ-タ収集・研究 既に協力を得ている岩波書店の出版用の電算写植デ-タ以外に若干のデ-タを収集した。また、現在存在する古典語の機械可読デ-タについての情報を収集しつつある。この集成も今後の課題である。 2 基礎的な形態素解析プログラム研究・開発 ある程度開発を進行させている形態素解析(自動単位切り)ソフトウェアについての研究をさらに行い、そのために必要な古典語の文法規則の記述を精密化させることを行った。文法記述については、自立語および付属語の接続表を一部完成させた。古典語についてこのような接続表はこれまで例がないもので新しい知見と言えよう。 3 機械用辞書作成および調整 既に『広辞苑』CDROMデ-タをもとに古典語の機械辞書を作成しつつあるが、この他に必要な語彙を補ったり、仮名遣いを必要な形に変換するなどの、国語学・言語学的検討がまだかなり必要である。特に歴史的仮名遣いの計算機処理について新しい知見が多かった。 4 KWIC索引の試行的作成 作業の進展に応じてKWIC索引を徐々に作成した。これは今のところごく一部に留まっている。 5 打ち合わせ会の実施 数回に渡って会議を行い、それぞれ研究成果の検討を行った。特に11月18日には京都で打ち合わせ会を実施した。
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