1991 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
03305014
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
藤田 正春 富山大学, 教養部, 助教授 (10165392)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
LOPEZ LUIS M 東京工業大学, 理学部, 助手 (20211667)
山田 眞一 高岡短期大学, 産業情報学科, 講師 (20210453)
鶴田 庸子 東洋英和女学院大学, 人文学部, 講師 (00227480)
清水 克彦 国立教育研究所, 教育指導研究部, 研究員 (00192609)
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Keywords | 外国人子女 / 教材 / CAI / ソフトウェア / 日本語教育 / 年少者 / 母語 / マルチメディア |
Research Abstract |
本研究は,外国人子女が日本の学校生活に慣れるまでの日本語教材の開発を目的とする.教材の開発にあたっては,ブック教材を基本とするが,多様なニ-ズに対応するため,英語・中国語・スペイン語に対応したマルチメディアによるCAIシステムを部分的に試作する.本年度については,次のように作業を進めた. 1.研究会議の開催 7月に研究会議を開催し,関連分野の専門家から現状説明・研究報告・意見聴取などの機会を得た.このほか,既存の文献資料やソフトウェアを参考にしながら,本研究全般に関する意見交換を行った. 2.ブック教材の開発 9月の検討会で,教材に盛り込む10場面の選定を行った.そして,そのうちの1場面について,必要とされる日本語表現,学習者の母語別に必要となる解説事項,音声や映像の素材を検討し,1課の構成の枠組みを決定した.12月及び2月の検討会で,ブック教材10課のうちの5課分について,会話表現・語い・解説事項・翻訳などの検討を行った. 3.CAIソフトの開発 10月〜3月にかけて,9月の検討会で枠組み検討の対象とした1課の素材をもとに,マルチメディアによるCAIソフトの基本設計を行った. 次年度は,本研究の最終年度となり,ブック教材10課分とCAIソフト試材版を完成させるとともに,報告書を作成する.
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