1991 Fiscal Year Annual Research Report
環日本海域における国際環境の形成と変容に関する予備的研究
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03351004
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
湯浅 越男 新潟大学, 経済学部, 教授 (00018095)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
多賀 秀敏 新潟大学, 法学部, 教授 (30143746)
黒沢 満 大阪大学法学, 教授 (10111709)
関 寛治 立命館大学, 国際関係学部, 教授 (40012968)
村岡 輝三 名古屋大学, 経済学部, 教授 (60089977)
渋谷 武 新潟薬科大学, 教授 (80018556)
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Keywords | 環日本海 / 東北アジア / ロシア極東 / 東北三省 / 朝鮮半島 / 地方の国際化 / 局地経済園 / 国際学術ネットワ-ク |
Research Abstract |
本研究は重点領域研究「環日本海域発展のための総合研究」申請のための準備研究として、2年継続して進められた。本年度は申請時の研究計画書に記載したように、環日本海地域の国際環境を形成する要因を「葛藤」「変容」「一体」の3点に分類し、個別研究を進め、資料の整備をしつつ、国内国際的研究者間・機関間のネットワ-クの構築に努力した。その結果、重点領域研究が発足すれば、国内国際的研究者動員体制を築くにほぼ十分なネットワ-クのための情報は入手整備された。 ほぼ月1回の定例研究や専門家からの聞査を通じて、研究推進の発展のための情報整備・調整機能を備えた中心的機関の必要性が指適された。これは、単にこの分野の学問的発展を促すために焦眉の課題であるばかりでなく、地域自体の発展のためにも必要であるという認識が形成された。本研究は、もとより政策提言的色彩の強い研究である。この認識に沿って客観的立地条件の最も適切な新潟県に対して「環日本海交流圏形成のための情報整備と人材育成」に関する要請・提言もおこなった。さらに実践的にも、新潟市、新潟県、新潟商工会議所が共催した「第2回環日本海国際交流フォ-ラム」の結果のとりまとめ、及び「第3回」の企画運営に積極的に貢献し、この機会にも学問的知見の拡充に務めるとともに、国際的ネットワ-クを充実した。 個別的研究の成果は、複数の雑誌等に掲乗発表され、また、日本国際政治学会、史学会、比較文明学会、日本地質学会、日本古生物学会等においても部分的に研究成果の報告がなされた。現段階での研究の到達点を整理して示す図書も来年度から刊行していく準備が整った。
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Research Products
(8 results)
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[Publications] 湯浅 赳男: "歴史の呪縛を断てるかー大陸国等「覇権」と渦まで怨念" THis is 読売. 6号. 60-69 (1991)
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[Publications] 渋谷 武: "“協生協育"“自他肯定"及有美通汎ー建立ー種新的国際秩序的基本観念" 黒在江省社会科学院紀要. 2号. 16-43 (1992)
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[Publications] 古厩 忠夫: "環日本海域を巡る" 近きに在りて. 19号. 96-111 (1991)
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[Publications] 清水 登: "東北アジア地域発展の展望" 新潟大学人文科学研究. 第80輯. 59-72 (1992)
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[Publications] 田沢 純一: "東アジアの中期ペルム紀腕足類フォ-ナとその動物地学学的重要性" 地質学雑誌. 98. (1992)
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[Publications] 櫛谷 圭司: "中国延辺朝鮮族自治州と図們江下流開発構想" 新潟大学教養部紀要. 第22号. 89-96 (1991)
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[Publications] 多賀 秀敏: "国境をこえる地方の実験ー環日本海構想" 有信堂高之社, (1991)
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[Publications] TAZAWA J.: "PRE-JURASSIC GEOLOGY OF INNER MONGOLIA,CHINA-REPORT OF CHINA-JAPAN COOPERATIVE RESEARCH GROUP,1987-1989" CHINA-JAPAN COOPERATIVE RESEARCH GROUP ON PRE-JURASSIC GEOLOGY OF INNER MOWGOLIA, (1991)