1991 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
03353007
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
山添 昇 九州大学, 総合理工学研究科, 教授 (40037817)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
相澤 益男 東京工業大学, 生命理工学部, 教授 (00016742)
長 哲郎 東北大学, 薬学部, 教授 (10010753)
軽部 征夫 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (50089827)
江頭 誠 長崎大学, 工学部, 教授 (60037934)
岩本 正和 北海道大学, 触媒化学研究センター, 教授 (10108342)
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Keywords | インテリジェント界面 / 高度組識化界面 / 分子認識 / 分子変換 / 情報変換 |
Research Abstract |
化学的機能デバイスの中枢をなす機能界面の高度化が強く求められているが、物質探索に重点を置く従来の方法では限界にきている。細胞膜のように、素機能を組織的に連携して機能界面を構築することが必要で、そのような新しい設計思想のもとに機能界面の組織化をはかれば、高度な機能や画期的な新機能の発現が期待できる。本研究では、分子認識、化学変換の高度化を中心課題として、組織化による高度機能界面設計の基礎について参加メンバ-のそれぞれが調査するとともに、数回の全体会議やグル-プ会議を開催し、新しい設計思想に基づいた高度組織化界面の創製が必要であることを強く認識した。すなわち、主要研究項目として、形状識別性界面、反応特異的レセプタ連携界面、インタ-フェイス導入界面、自己組識性界面を取り上げ、それぞれについて組識化界面の構築と得られる機能性の評価を行ない、物質レベルにおける機能連携のための設計指針を明らかにする必要があることがわかった。これによって、超高感度化学センサ-、高選択的触媒、高効率人工光合成などを実現するとともに、電子制御、環境応答、フィ-ドバック、アクチュエ-タなどの高次機能を具備した機能界面を構築することができると考えられ、しかも現時点で重点領域研究の準備・調査が整っていると判断できたため、平成5年度発足の重点領域研究への申請を行なうに至った。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] T.Maekawa: "Sensing Behavior of CuO-Loaded SnO_2 Element for H_2S Detection" Chem.Lett.1991. 575-578 (1991)
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[Publications] H.Mori: "One-step Formation of Ethyl Methyl Ketone from 1-Butene and water on Ultrastable Y-type Zeolite" Catal.Lett.10. 35-40 (1991)
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[Publications] H.Shinohara: "Electrochemical Oxidation and Reduction of PQQ Using a Conductive Polypyrrole-coated Electrode" J.Electroanal.Chem.304. 75-84 (1991)
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[Publications] T.Ohsaka: "Electrocatalysis of O_2 Reduction at Poly(O-phenylene-diamine) and Poly(o-aminophenol)-filmed Grassy Carbon Electrodes" J.Chem.Soc.,Chem.Commun.16. 1072-1073 (1991)
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[Publications] T.Tatsuma: "Bifunctional Langmuir-Blodgett Film for Enzyme Immobilization and Amperometric Biosensor Sensitization" Thin Solid Films. 202. 145-150 (1991)
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[Publications] T.Setoguchi: "Application of the Stabilized Zirconia Thin Film Prepared by Splay Pyrolysis Method to SOFC" Solid State Ionics. 40/41. 502-505 (1990)