1991 Fiscal Year Annual Research Report
科学技術の発展と地球環境のアセスメントに関する意識の国際比較研究
Project/Area Number |
03401004
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Research Institution | Hyogo University of Teacher Education |
Principal Investigator |
佐々木 正道 兵庫教育大学, 学校教育学部, 教授 (30142326)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 英博 兵庫教育大学, 学校教育学部, 助教授 (80206838)
鈴木 達三 統計数理研究所, 領域統計研究系, 教授 (90000190)
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Keywords | 科学技術 / 地球環境 / 国際比較研究 / 意識調査 / 時系列調査 / 地域開発 |
Research Abstract |
平成3年度の研究実績は以下の通りである。 1)国内・国外での科学技術の発展の地球環境へのインパクトのアセスメントに関する調査資料及び文献を収集した。 2)コ-ホ-ト分析による再分析に必要なデ-タを主として統計数理研究所及び科学技術庁の調査から収集し、国別と社会属性別を中心とした第1次的解析を行った。 1)2)により従来からの高度産業化時代の発想に基づく評価の特性及び1970年代高度産業化社会到来以降に生じてきた科学技術と環境に関する新しい考え方或は最近のグロ-バルチェンジに対応する萠芽的考え方に基づく評価の特性とを社会属性デ-タと各調査項目との関連において分析中である。 3)更にこれを科学技術の地球環境へのインパクトのアセスメントのあり方を解明するため、先端技術産業をテクノポリス構想として誘致した直後の8年前に調査を実施した岡山県吉備高原都市において再度,住民を対象に追跡意識調査を実施し、その先端技術の誘致前後の比較調査結果の分析を通して各調査項目の有効性を検討中である。サンプル対象は前回は約300世帯だったが、今回は288世帯であり誘致前後の変化をみるためできるだけ同じ質問項目を用いた。今年度の調査結果から、次年度における科学・技術・環境に関する全国調査の質問項目の作成を考える際の基復的知見を得た。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] (with Tatsuzo Suzuki) Masamichi Sasaki: "“A Trend Study of the Problem of Public Acceptance of Science and Technology in Japan."" Behaviormetrika. 29. 61-71 (1991)
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[Publications] (with Tatsuzo Suzuki) Masamichi Sasaki: "“Dimensions of Public Acceptance of Science and Technology among Five Induトtrialized Nations"" Behaviormetrika. 29. 73-82 (1991)