1991 Fiscal Year Annual Research Report
流れと波浪の共存場における海洋構造物の流体荷重と挙動に関する研究
Project/Area Number |
03402040
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
藤野 正隆 東京大学, 工学部, 教授 (10010787)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木下 健 東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (70107366)
吉田 宏一郎 東京大学, 工学部, 教授 (90010694)
浦 環 東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (60111564)
影本 浩 東京大学, 工学部, 助手 (40214275)
深沢 塔一 東京大学, 工学部, 助教授 (80143171)
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Keywords | 複合外力 / 海洋構造物 / 低速度制御 / 流体外力 |
Research Abstract |
本年度は極低速で航行可能な曳航台車用速度制御装置を作成することが主であり、これを使用した実験的研究等は次年度以降に実施する。 極低速速度制御装置の製作はこの方面の実績があり、かつ、既存の曳航台車(東京大学工学部船舶海洋工学科耐航性能実験室)の製作を担当した安川電機(株)に依頼した。新制御装置による曳航台車の走行速度範囲は0.01m/sec〜1.00m/secで、走行速度の脈動も±1mm/secで極めて小さいのが特徴である。 本装置の完成により、水槽内に潮流と波浪と起こす代りに、波浪中を潮流速に相当する極低速で曳航することにより同等の海洋状況を模擬することが可能になった。 海洋開発関係で計画、使用される構造物が自然環境より受ける複合外力の大きさの推定法や同外力下での構造物の挙動に関する研究が一段と進展するものと期待できる。 来年度は海流中に設置される大型海洋構造物(たとえば海水ウラン回収装置)に加わる流体外力に関する模型実験と理論計算と実施し、新たに開発した計算プログラムの有効性を検証するとともに、複合外力下での海洋構造物の挙動に関する詳細な研究調査を実施する。
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