1991 Fiscal Year Annual Research Report
Bリンパ球の運命づけの過程における抗体遺伝子の再構成の制御
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03404020
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
本庶 佑 京都大学, 医学部, 教授 (80090504)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
浜口 保司 京都大学, 医学部, 助手 (90228560)
仲野 徹 京都大学, 医学部, 講師 (00172370)
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Keywords | VDJ組換え / DNA結合タンパク質 / ショウジョウバエ / 神経分化 / 突然変異 / SーS組換え |
Research Abstract |
ショウジョウバエのRBP‐Jk遺伝子を単離し、その構造がマウスのものと75%以上の相同性があることを明らかにした。これを用いてショウジョウバエにおけるこの遺伝子の機能の解析を行なった。まず第一に、染色体上のin sit/ハイブリダイゼイションより染色体35BC領域に、この遺伝子が存在することを明らかにした。次に、この領域の多数の欠失突然変異株を用いて、この遺伝子領域に対応する部分には、br26,とbr7の2つの致死突然変異遺伝子が存在することを明らかにした。次いで、解析された6種類の全てのbr7致死突然変異個体において、RBR‐Jk遺伝子にDNA構造上の変異を持っていることを明らかにした。br7の突然変異体は、Hairless(H)突然変異をdominantにsuppressするためにsuppressor of Hairless mutation(Sμ(H)とも呼ばれている。Su(H)遺伝子は、ショウジョウバエの感覚器官の発生分化において、H遺伝子と括抗する非常に大切な制御遺伝子であることが知られている。今回の知見は、高等生物における免疫系の遺伝子再構成に関与すると思われるタンパク質が、ショウジョウバエにおいては、神経系の発生制御に関与していることを示したものであり、極めて重要であると考えられる。一方、クラススイッチに関わる遺伝子に関して、最近我々はSμ配列結合タンパク質の遺伝子を単離し、その構造解析を行なっている。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] A.Shimizu: "Transーsplicing as a possible molecular mechanism for the multiple isotype expression of the immunoglobulin gene." J.Exp.Med.173. 1385-1393 (1991)
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[Publications] T.ーR.Hizuta: "Duplicated variable region genes account for doubleisotype expression in a human leukemic B cell line that gives rise to single isotypeーexpressing cells." J.Biol.Chem.266. 12514-12521 (1991)
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[Publications] T.Furukawa: "The Drosophila RBPーJ_κ gene encodes the binding protein for the immunoglobulin J_κ recombination signal sequence." J.Biol.Chem.266. 23334-23340 (1991)
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[Publications] M.Kawaichi: "Recombination of exogenous interleukin 2 receptor gene flanked by immunoglobulin recombiantion signal sequences in a PreーB cell line and transgenic mice." J.Biol.Chem.266. 18387-18394 (1991)
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[Publications] M.Okamoto: "A transgenic model of autoimmune hemolytic anemia." J.Exp.Med.175. 71-79 (1992)
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[Publications] M.Kawaichi: "Genomic organization of mouse J_κ recombination signal binding protein (RBPーJ_κ) gene." J.Biol.Chem.