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1992 Fiscal Year Annual Research Report

沖縄古典音楽の伝統譜によるデータベースの構築

Research Project

Project/Area Number 03451010
Research InstitutionOkinawa Prefectural University of Arts

Principal Investigator

大宮 誠  沖縄県立芸術大学, 音楽学部, 教授 (90017129)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 坪井 邦明  浜松職業訓練短期大学校, 講師
久万田 晋  沖縄県立芸術大学, 附属研究所, 講師 (30215024)
金城 厚  沖縄県立芸術大学, 音楽学部, 助教授 (50183273)
Keywordsデータベース / 人工知能 / 沖縄音楽 / 楽譜 / 音楽分析
Research Abstract

この研究は、沖縄の古典音楽で用いられている伝統的楽譜『工工四(くんくんしい)』にふくまれる全曲について、これに記述されている全ての音楽的情報を反映したデータベースを構築し、あわせて、その運用の可能性を例示するため、様々な音楽分析ツールを開発し、試行分析することを目的として着手された。
【成果1】 表計算ソフトLotus1-2-3上に、工工四の音楽データベースを実現した。このデータベースの特徴は、伝統音楽研究者が馴染みやすいように、工工四に書きしるされている諸々の音楽情報が、実際の工工四の譜面構成とほとんど同じイメージでディスプレイ上に表示されることである。本年度までに、『工工四』(協会本)所収の全曲について、データベースを作成した。利用者は、Lotus1-2-3の諸機能(統計的計算、検索、マクロ命令など)を駆使することにより、各自が好む方法で、個々の楽曲についての音楽分析を行なうことができる。報告書ではその試行として、音の出現頻度の調査とグラフ化、また、歌詞音列・歌詞時間列の抽出を行い、その結果の一部を例示した。
【成果2】
論理型計算機言語Prologを用いて、タブラチュアを含む汎用の音楽情報処理システムを構築し、その上で「工工四データベース」を作成した。このデータベースによって、これまでの音楽分析でも行われてきた統計処理や情報検索が大規模な範囲で行えるほか、Prologの推論機能を用いることで、これまでは行い難かった高次な処理や検索も容易に実行できることを確認した。また、工工四データと、通常の五線譜による記述や標準MIDIファイルなどとの(相互)変換も可能となった。

URL: 

Published: 1994-03-23   Modified: 2016-04-21  

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