1992 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
03451048
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Research Institution | RITSUMEIKAN UNIVERSITY |
Principal Investigator |
加藤 直樹 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (70024990)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮本 太郎 立命館大学, 法学部, 助教授 (00229890)
長澤 克重 立命館大学, 産業社会学部, 助教授 (60202222)
中村 正 立命館大学, 産業社会学部, 助教授 (90217860)
荒木 穂積 立命館大学, 産業社会学部, 助教授 (00123480)
赤井 正二 立命館大学, 産業社会学部, 助教授 (80192871)
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Keywords | 青年 / 大学生 / 高校生 / 中学生 / 価値観 / 理想自我 / 現実自我 / 人格発達 |
Research Abstract |
「現代青年・学生の意識構造に関する総合的研究」と題する本研究は3年計画ですすめられてきたものであるが、調査は昨年度と本年度の2年間にわたって実施された。昨年度の第1次調査は本学(立命館大学)I部学生を対象に実施された(有効サンプル数3,445名)。今年度は第2次調査として大学・短大・専門学校4校(有効サンプル数2,337名)、中学・高校2校(有効サンプル数2,483名)を対象に調査をおこなった。 要因間相互の分析などを今後も続ける必要があるが、(1)同世代間の差異(男女差を含む)、(2)年齢間の差異(中学生、高校生、大学生で代表させている)、(3)教育条件、生活スタイルなどとの差異、などが青年・学生のの意識構造に反映してきていることがしめされる結果となった。 そして、これらは人格発達や自我の形成過程と関連しており、青年・学生の今後の「生き方」(生きていく上での動機付けなど)をも規定するものとなっている可能性があることを示唆する結果もえられた。 要因間の分析をさらにすすめるなどによって、さらに詳しくこれらの課題を分析・検討していく予定でいる。その際、教育条件や生活スタイルなど現在の外的諸条件に規定される側面と、発達過程など時間的・発達的スパン(ライフサイクル上の位置など)に規定される側面との相互関係の分析がさらに重要になってきているようにおもわれる。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 長澤 克重: "「大学生の生活・勉学の実態ー立命館大学教学部アンケート結果の分析ー」" 立命館教育科学. 2号. 23-46 (1992)
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[Publications] 宮本 太郎: "「大衆消費社会の政治文化と若者文化」" 立命館教育科学. 2号. 9-21 (1992)
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[Publications] 山下 高行: "「現代青年の意味世界と遊び」" 立命館教育科学. 1号. 27-43 (1991)