1991 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
03451064
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Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
大江 孝男 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 文部教官教授 (50014460)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松村 一登 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 文部教官助教授 (40165866)
内藤 雅雄 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 文部教官助教授 (00014506)
中嶋 幹起 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 文部教官教授 (10014507)
坂本 恭章 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 文部教官教授 (30014468)
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Keywords | CAI / 自動化研修 / アジア・アフリカ地域諸言語 |
Research Abstract |
本研究は、昭和63年度から平成2年度まで実施した科学研究費補助金による同名の課題研究をひきつぎ、さらに展開させるため、平成3年度を初年度として実施する2カ年間の研究計画である。研究の特色は、アジア・アフリカ地域の言語、特に非ラテン系の民族字母を用いる言語の研修において、可能な部分をCAIプログラムで処理し活用するため、アジア・アフリカ地域の生きた現地特有の構造に適したCAIプログラムの研究計画を実施することにある。 今期の研究計画は、(1)前期に引き続いてCAIプログラムの研究開発を実施すること、特に非ラテン系字母のフォントを作成して制御運用する方法を研究開発すること、(2)今後の展開に備えて、増設すべき機種、周辺装置、必要なソフト等について調査研究し検討すること、以上2点を中心としたものである。 平成3年度は研究計画の初年度として、(1)前年度までの研究につづいて、タイ語、カンボジア語、ベンガル語、朝鮮語の学習プログラム研究を継続するとともに、平成3年度から中国語とウラル諸語の学習プログラム開発を実施した。(2)CAIプログラム開発を対象とすべき言語の多様化にともなって、機器の増設や更新を必要とするが、そのため候補機器について資料を検討した。最近、マッキントッシュでは多言語字表示プログラム「マルチ・スクリプトシステム」というシステムを開発して普及にのりだし、他のメイカ-でも類似のソフトやマルティ・メディア機器の開発販売に着手した。本研究の研究実施の条件は徐々に整いつつある。 第2年度にあたる平成4年度には研究をさらに具体的に実施するともに、増設すべき機器等に関する方針を確定する予定である。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] 大江 孝男: "語学研修の方法についてー朝鮮語教育の一環としてー" 朝鮮学報. 42. (1992)
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[Publications] 大江 孝男: "ワ-プロ(ソフト)のハングルコ-ドーデ-タ交換のためにー" 東京外国語大学 アジア・アフリカ言語文化研究所『通信』. 74号. (1992)
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[Publications] 松村 一登: "エストニア語の研修に関する報告(平成3年度言語研修報告I)" 東京外国語大学 アジア・アフリカ言語文化研究所『通信』. 73号. 8-11 (1991)
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[Publications] 松村 一登: "民族と言語ーエストニア語の場合ー" 早稲田大学語学教育研究所紀要. 43号. 81-85 (1991)
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[Publications] 松村 一登: "エストニア語" 『世界のことば』(朝日ジャ-ナル編). 116-117 (1991)
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[Publications] 松村 一登: "エストニア語文法入門" 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所, 385 (1991)
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[Publications] 松村 一登: "エストニア語小辞典" 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所, 112 (1991)