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1991 Fiscal Year Annual Research Report

欧米都市デザインの日本的受容に関する研究

Research Project

Project/Area Number 03452216
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

篠原 修  東京大学, 工学部, 教授 (70101110)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 佐々木 葉  東京大学, 工学部, 助手 (00220351)
西村 幸夫  東京大学, 工学部, 助教授 (20159081)
Keywords都市デザイン / 景観 / 土木史 / 街路 / 比較文化
Research Abstract

本年度の成果は以下のような点である。
・欧米都市デザインのモデルが最もよく現われていると思われる、ヴィスタ型設計について、東京都内の街路、駅前、公園、大学キャンパスの事例を網羅し、その日本的な変容の特徴を明らかにした。
・ヴィスタモデルに於ける日本的変容とは、焦点の不在あるいは不完全性、沿道建物などいよる絞り込みの不完全、軸線のずれ等が観察され、変容なしに実現されている例は非常に少ないことがわかった。またこうした変容には日本の伝統的な造園手法である「さわり」等の影響が観察された。
・空間シュミレ-ションのためにマイクロカメラによる模型写真撮影を行い、数タイプのオリジナルと日本における実例の検討を行って、比較検討のためのデ-タを得た。
・文献による事例整理から、欧米モデルが日本の都市空間に取り込まれていく課程では、日本の伝統的な都市空間の特質がかなり強く影響していることが、わかった。また、欧米モデルの受容の仕方は、明治、大正、昭和と時代を経るごとによって、異なるものと考えられる。
なお、平成3年度に実施した、空間シュミレ-ションによる空間の変容に関する定性的な分析だけでは、当初目的とした景観表現に見られる文化的な特質まで、十分論じることが難しく、文献、事例調査結果による補完が必要と思われ、平成4年度に続けて検討する。

URL: 

Published: 1993-03-16   Modified: 2016-04-21  

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