1991 Fiscal Year Annual Research Report
超高強度コンクリ-トの破壊現象の可視化に関する研究
Project/Area Number |
03452219
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
友澤 史紀 東京大学, 工学部, 教授 (50211404)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野口 貴文 東京大学, 工学部, 助手 (80208321)
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Keywords | 超高強度コンクリ-ト / 破壊現象 / 可視化 / 粗骨材 / クラック / ひずみの局所化 / 超高速度撮影 / 大画面カメラ |
Research Abstract |
1.クラック進展の可視化技術の開発 円盤状に整形したモデル粗骨材(5φ×5cm)一個が埋め込まれた圧縮強度400,800,1200kgf/cm^2のコンクリ-ト供試体(10×20×5cm,18体)を作製した。超高速度カメラの熱練に手間取ったこと,クラックの進展開始時期の検知方法が相当難しく,特別な装置・工夫を開発する必要があったことなどの原因により,コンクリ-ト試験体の圧縮試験時におけるモデル粗骨材周囲からのクラックの開始・進展およびモデル粗骨材の破断現象を撮影するまでには及ばなかった。 2.ひずみの局所化・剥離現象の可視化技術の開発 粗骨材として円盤状に整形したモデル粗骨材を用い,その分布,量および寸法(5φ×5cm)をパラメ-タとして圧縮強度(400,800,1200kgf/cm^2のコンクリ-ト供試体(10×20×5cm,15体)を作製した。しかしながら,大画面カメラ(8×10")の購入時期が遅れたこと,微少な変形を識別しなければならないため,印画紙の平面精度,レンズの歪みなどの技術的な問題を解決するのに多大な時間・労力を要したことなどの影響で,本年度は報告に値する結果が得られていない。
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