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1991 Fiscal Year Annual Research Report

き裂を含んだ岩磐の変形・破壊特性に関する研究

Research Project

Project/Area Number 03452238
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

大久保 誠介  東京大学, 工学部, 助教授 (90092155)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 秋山 政雄  東京大学, 工学部, 助手 (00011172)
西松 裕一  東京大学, 工学部, 教授 (70010741)
Keywords岩石 / 岩磐 / き裂 / 粘弾性 / レオロジ- / 時間依存性 / 破壊
Research Abstract

1.き裂を含まない岩石試料を使用した試験 き裂を含んだ岩石試料に関する諸実験の基礎とすべく、き裂を含まない岩石試料を使用した定歪速度試験とクリ-プ試験とを実施した。得られたのは、一軸圧縮強度、圧裂引張強度、ヤング率、一軸圧縮強度の載荷速度依存性、クリ-プ曲線、クリ-プ寿命等である。
2.き裂を含んだ岩石試料の作成 き裂を含んだ岩石試料の作成方法については、何ら確立されていない。そこで、いくつかの方法を試みた。その結果、岩石試料片の一軸圧縮試験を強度破壊点付近まで行なった後中止し、除荷する方法が、最も有望なことが分かった。岩石試料片は、破壊強度に達する前より、その内部にクラックが発生・成長し、破壊強度付近では相当多くの大小のき裂(クラック)を含むことが分かった。また、場合によっては、破壊強度に達した後も、歪速度を一定に保ち試験を続けることにより、多くのかつ長いき裂を含んだ試料を作成できることも分かった。
3.き裂を含んだ岩石試料の定歪速度試験 き裂を含んだ岩石試料を用いて、定歪速度試験を実施した。現在のところ実験数が少ないが、問題なく行なえることを確認した。また、製作した周圧ベッセルを用いて周圧下での実験を行ない、この場合も問題の無いことを確認した。
4.き裂を含んだ岩石試料のクリ-プ試験 数時間程度のクリ-プ試験は問題なく行なえることをまず確認した。長期に亘る試験機、測定装置の安定性を検討中である。
5.構成方程式の検討 現在までに得られた実験結果に基づいて、簡単な構成方程式を提案し、計算機シミュレ-ション等により検討した。

URL: 

Published: 1993-03-16   Modified: 2016-04-21  

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