熱帯林観察用三角架線に関する基礎的研究

1991 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 03452266
• Research Institution: Kyoto University
• Principal Investigator: 神崎 康一 京都大学, 農学部, 教授 (20026404)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 鈴木 保志 京都大学, 農学部, 助手 (20216451) ; 酒井 徹朗 京都大学, 農学部, 講師 (10101247) ; 竹内 典之 京都大学, 農学部, 助教授 (40026638) ; 沼田 邦彦 京都大学, 農学部, 助教授 (30026405)
• Keywords: 三角架線 / コンピュ-タ・シミュレ-ション / 架線操作 / 張力制御機構 / ワイヤ-ロ-プ / 摩耗探傷探索

Research Abstract

研究費補助金交付申請書に記載した本年度の研究実施計画に沿って説明する。
1.画像シミュレ-ション用の計算機、ディスプレイ、結果印刷用のプリンタの購入。
2.対象林地の選定と航空写真の購入、数値地形図の作成と地形解析。
1.及び2.の備品等の購入、基礎デ-タとしての数値地形図の作成は順調に遂行できた。
3.数値地形図を利用した基本操作用プログラムの開発。
基礎的プログラムとして、対話形式で3つの支点の座標と設定荷重を入力し荷重点軌跡を計算・画面表示するプログラムを開発した。これを用いての、支点の配置と荷重点及び索の対地問隔の関係等についての検討、荷重点移動のための索長及び張力の操作をシミュレ-ションするプログラムの開発については現在継続中である。中間報告としてこれまでに得られた結果について平成4年4月の日本林学会で発表する予定である。
4.張力制御機構など安全運行のための機構開発。
まだ十分な結果は得られていないが、現在進行中の架線操作シミュレ-ションの結果をもとにして順次開発をすすめていく計画である。
5.ワイヤ-ロ-プの摩耗探傷探索センサ-の開発。
仕様の設計を行い、機器の製作を三井三池製作所に依頼した。

Research Products

• [Publications] 鈴木 保志,神崎 康一,沼田 邦彦,竹内 典之,酒井 徹朗: "熱帯林観察用三角架線に関する基礎的研究(I)ー操作機構等開発用画像シミュレ-タの製物ー" 第103会日本林学会大学発表論文集.