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1993 Fiscal Year Annual Research Report

底曳網の分離漁獲に関する研究

Research Project

Project/Area Number 03454084
Research InstitutionTokyo University of Fisheries

Principal Investigator

松田 皎  東京水産大学, 水産学部, 教授 (90026485)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 東海 正  東京水産大学, 水産学部, 助教授 (30237044)
北原 武  東京水産大学, 水産学部, 教授 (00026486)
兼廣 春之  東京水産大学, 水産学部, 教授 (80134857)
Keywords底曳網 / 選択性 / 分離漁獲 / グリッドセパレーター / 小型エビ類 / 投棄魚
Research Abstract

前年度の結果から,マアナゴの網目選択性において,最大胴周と網目内周が重要な関数であることが明かとなった.そこで,本年度は,これまで明らかにされなかった非有用投棄対象魚の網目選択性を求め,これらについても最大胴周と網目内周の関係について検討したその結果,テンジクダイ,オキヒイラギ,スジハゼ,イトヒキハゼ,ハタタテヌメリなど沿岸での小型底曳網に大量に混獲され選別作業の障害となっている魚種の網目選択性が求められた.これらの魚種についてもマアナゴ同様に最大胴周と網目内周が一致する際に網目選択性が100%となることを示した,
また,標本が充分なテンジクダイとシログチ,ジンドウイカについて,菱目と角目の袋網の選択性を求め,それぞれ別々のロジィテック曲線を用いるモデルと一つの曲線で表したモデルとをAICを用いて比較検討したところ,沿岸での底曳網では菱目と角目を別々に扱う必要がないことを明かとなった.これらの結果から,角目の有効性は,漁獲量が多く網目に張力が働き,網目の形状が保持される場合に有効であって,日本沿岸のように比較的漁獲量が少ない海域ではあまり有効でないことが示唆された.
前年度に設計,作成したグリッドセパレーターを装着した底曳網の操業実験を行った.グリッドの間隔8,10,15mmの3種類を用意し,取り替えて操業した.その結果,グリッドによる選択性があることが明らかとなった.また,グリッド間隔が小さいほどエビなどの小さな漁獲物だけがグリッドを抜け,グリッドによるフルイの効果が認められた.このフルイの選択性には,エビ類では頭胸甲長の幅が,またカニ類では甲厚が,魚類では体幅などが重要な変数であることが明かとなった.

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 東海正,大本茂之,松田皎: "瀬戸内海における小型底曳網の非有用投棄魚に対する網目選択性" 日本水産学会誌. 60(印刷中). (1994)

URL: 

Published: 1995-02-08   Modified: 2016-04-21  

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