1991 Fiscal Year Annual Research Report
水田転換畑における効果的な暗渠疎水材の組み合わせに関する研究
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03454093
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Research Institution | Toyama Prefectual University Junior College |
Principal Investigator |
広瀬 慎一 富山県立大学, 短期大学部・農業技術学科農業土木専攻, 教授 (80181204)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 泰一郎 高知大学, 農学部・農業工学科, 助手 (60215796)
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Keywords | 暗渠排水 / 暗渠モデル |
Research Abstract |
調査数量 試料 層 圃場 1.土壌物理性 飽和透水係数3×4×4=48ケ 真比重3×4×4=48 pF試験3×4×4=48 仮比重3×4×4=48 粒度試験3×4×4=48 ケ所 層 圃場 2.土壌水分調査 テンシオメ-タ法3×3×3=27ヶ 3.暗渠モデル試験疎水材の構成種別8タイプ 4.暗渠排水水収支調査 雨量観測1ヶ所 流出量観測(電礎流量計)1ヶ所 調査概要 調査地区の土壌の物性値および、水分特性を測定した。その結果、この調査地区は、局部的に堅密な土壌構造を持つ層位、飽和透水係数の小さな値を有する層位が存在を認めることができた。また、この地区は有効水分が少なく土層改良の必要性があることがわかった。室内において、暗渠断面をモデル的に再現して排水量を測定した。その結果、暗渠埋め戻し疎水材の通水性は、埋め戻し土壌より100倍強の能力を持つことがわかった。また、埋め戻し土壌の厚さが、通水性に影響を与え埋め戻し厚さ5cmと20cmの間には約7倍の差が認められた。以上のことから暗渠断面の埋め戻し土壌の厚さと暗渠と暗渠の間隔が排水効果を向上させる要素となり得ることがわった。
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