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1991 Fiscal Year Annual Research Report

ニュ-ロテンシンの蠕動反射促進とその作用機作の解明

Research Project

Project/Area Number 03454107
Research InstitutionGifu University

Principal Investigator

大橋 秀法  岐阜大学, 農学部, 教授 (40001531)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 武脇 義  岐阜大学大学院, 連合獣医学研究科, 教授 (00021717)
小森 成一  岐阜大学, 農学部, 助教授 (70195866)
Keywords腸管の蠕動反射 / ニュ-ロテンシン / 脳腸ペプチド / 細胞膜電流 / カルシュムイオン
Research Abstract

モルモットの腸管片を用いてTrendelenburg法により蠕動反射を起こさせるに必要な最小内腔圧、内腔圧と蠕動波の発生頻度との関係、蠕動波の伝わる速度を定量的に評価する方法を確立した。ニュ-ロテンシンは空腸部で同反射の抑制、回腸部で抑制或いは促進〓直腸部では抑制効果を示した。回腸部における促進効果は内腔加圧刺激の開始後初めの1分間に限って現れた。効果の部位差は同ペプチドの生理的意義を示唆しており興味深い。縦走筋や輪走筋に対する作用には部位差が認められなかったので、蠕動反射に対する効果の部位差は反射機構に係わる神経要素に対する作用の差に起因していると考えて実験を進めている。ニュ-ロテンシンにより、腸管片の縦軸方向に弛緩後収縮という二相性反応が、横軸方向には収縮反応が発生する。この反応の発現機序についても検討した。薬理学的解析はほぼ終了し、収縮反応はアセチルコリンの放出による間接作用によるものであり、弛緩反応は主として平滑筋に対する直接作用によることが分かった。直接作用について膜電位変化、膜抵抗の変化などを指標にして更に検討している。また、直接作用に関連した細胞応答(膜電流及び細胞質中Caイオン濃度の変動)を単一細胞でしらべるのに必要な準備もできた。

URL: 

Published: 1993-03-16   Modified: 2016-04-21  

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