1991 Fiscal Year Annual Research Report
ヒト表皮の免疫担当細胞における情報伝達系についての検討
Project/Area Number |
03454272
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Research Institution | 山梨医科大学 |
Principal Investigator |
玉置 邦彦 山梨医科大学, 医学部, 教授 (30010432)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
斎藤 敦 山梨医科大学, 医学部, 助手 (30225693)
八坂 なみ 山梨医科大学, 医学部, 助手 (00220129)
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Keywords | ヒト表皮細胞 / ケラチノサイト / ランゲルハンス細胞 / HLAーDR / ICAMー1 / ビタミンD3 / グリセオフルビン |
Research Abstract |
ヒトケラチノサイト(HKC)およびランゲルハンス細胞(LC)についての検討を行っている。(HKC)による実験は、これまでに得られているデ-タに更に追加するような形でIFNーγによるHLAーDRとICAMー1の発現、TNFによるICAMー1の発現をH7,W7,W5などの阻害剤による実験を行っている。 HKCを用いてIFNーγによるHLAーDR,ーDQ,ーDPの発現およびICAMー1の発現についてはその条件の設定が可能となった。この発現におけるPKCおよびカルモジュリンの関与については、H7,W7,W5などの阻害剤による実験を行っているがまだdefinitiveなデ-タは得られていない。またTNFーαによるICMAー1の発現についても検討を加えており、その発現を誘導する条件設定はできた。IFNーγと同様にH7,W7,W5などによる阻害実験を施行中である。この実験中にIFNーγによるclassII MHC,ICAMー1の発現に及ぼす1,25(OH)_2D_3および抗白癬剤であるグリセオフルビンの影響について検討したところ、いづれもIFNーγによるHLAーDRの発現は抑制するものの、ICAMー1の発現には影響を及ぼさないことが明らかにされた。 ヒトランゲルハンス細胞(LC)についての実験は、材料を得ることが困難なこともあり、余り進展していないが、ヒトLCを器官培養したところHLAーDRは培養中に増強され、CDIaも変化がないか、やや増強されるという所見が得られた。後者は細胞浮遊液の状態では減弱するため興味ある所見とおもわれた。更にLCに発現している抗原に及ぼす各種サイトカインの影響を検討することにしている。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] Kunihiko Tamaki et al: "1,25ーDihydoxy intami D_3 decreases the interferonーγ(IFNーγ)induced HLAーDR expression but not intercullular adhesion mobule 1(ICAMー1)on human keratinoufes" Regional Immunology. 3. 223-227 (1991)
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[Publications] Kunihiko Tamaki et al: "Differential effect of griseofbion on interferonーγ(IFNーγ)induced HLAーDR and intercllular adkesion mobecule 1(ICAMー1)expression on human keratinoegtes" Submitted for Bit T Sermatol.