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1991 Fiscal Year Annual Research Report

肝移植における免疫抑制療法、肝保存と術後移植肝保護の研究

Research Project

Project/Area Number 03454300
Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

高木 弘  名古屋大学, 医学部, 教授 (70154755)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 岸本 若彦  名古屋大学, 医学部, 助手 (90221209)
原田 明生  名古屋大学, 医学部, 助手 (50198909)
中尾 昭公  名古屋大学, 医学部, 講師 (70167542)
Keywordsシクロスポリン / 肝移植 / γGーCSF / 内皮細胞
Research Abstract

1.肝移植・保存の研究:
大動物実験にて肝の長時間保存(ブタ肝12時間以上)のみによる肝移植では長期生存が得られなかったが、血流再開直前の洗浄潅流により長期保存が可能となった。これは肝類洞等の内皮細胞の障害によることが組織所見で観察された。以上のin vivoの研究結果はin vitroでの類洞内皮分離細胞の免疫組織学的反応、及びエンドセリンの血中濃度と対応させ、さらなる検討を行っている。
2.免疫抑制療法の研究:
ヒト及び動物の肝細胞内ミクロゾ-ムを分離することにより、シクロスポリンが他の薬剤、例えば抗生物質(ABペニシリン、セファロスポリン)、ST剤、抗ウイルス剤(ガンサイクロビ-ル、アシクロビ-ル)により影響を受けることがわかった。これは主に薬剤による拮抗作用によるものであった。
3.γGーCSFの免疫応答系に対する検討:
小動物を用いた腎移植等の拒絶反応モデルにより、シクロスポリンによる免疫抑制効果とγGーCSF併用投与の影響をみたところ、γGーCSFに10μg/kg投与群と非投与群の間に、体重、腎機能、白血球数等に差がないことが認められた。このことは臨床での免疫抑制剤による骨髄抑制に拮抗する役割をもつγGーCSFが安全に投与し得ることを実験的に証明したものであると考えられる。

URL: 

Published: 1993-03-15   Modified: 2016-04-21  

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