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1991 Fiscal Year Annual Research Report

Interleukin 2 生体内代謝の解析と癌免疫療法への応用に関する基礎的検討

Research Project

Project/Area Number 03454327
Research InstitutionKinki University

Principal Investigator

安富 正幸  近畿大学, 医学部・第一外科, 教授 (60028438)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中嶋 一三  近畿大学, 医学部・第一外科, 助手 (60227783)
中村 洋介  近畿大学, 医学部・第一外科, 助手 (00227951)
大西 博昭  近畿大学, 医学部・第一外科, 助手 (00223892)
奥野 清隆  近畿大学, 医学部・第一外科, 講師 (30169239)
Keywordsインタ-ロイキン2 / 半減期 / 生体内代謝 / マウス / 腎臓 / サイトゾ-ル
Research Abstract

マウスモデルにおいて、静脈内投与された ^<125>IラベルILー2の血中濃度は2相性に低下し、半減期は2ー3分でその臓器集積性は投与直後より腎臓に優位に高かった。ILー2投与後の血液、尿サンプルのゲルクロマトグラフィ-解析では血液中のILー2はほとんどdegradationを受けておらず、尿中のILー2分子は全く検出されないことよりILー2の代謝担当臓器は腎臓であることがあきらかとなった。腎臓のcrude homogenateとILー2を種々のpH条件下でインキュベ-トするとpH4という強い酸性条件下でILー2は特異的に分解された。さらに、腎臓をサイトゾ-ル分画と膜分画にわけるとサイトゾ-ル分画ではその活性はhomogenateと同一条件下で反応し、氷冷下や55℃熱処理下で不活性化されることよりこの活性はサイトゾ-ルに存在する酵素と推定しうる。そこで腎臓のサイトゾ-ルに含まれる既知のacid proteaseのうち代表的なrenin,βーglucronidase,cathepsinーDをpH4の条件下で ^<125>IーILー2と反応させるとcathepsinーDで特異的に反応した。さらに、ILー2アフィニティ-カラムなどで精製した酵素活性はcrude homogenateと比較して、64倍の精製比率が得られた。また、Km値は50uMと非常に特異性が高くSDSーPAGEによる解析では分子量が60kDa付近に高い酵素活性を有するタンパク分画を見いだすことができた。このようにILー2代謝酵素はCathepsin D like の酵素である可能性が高い。今後、この酵素のpurificationをさらに進める予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 大西 博昭,奥野 清隆,安富 正幸: "インタ-ロイキン2の生体内代謝" 臨床免疫. 24巻4号.

URL: 

Published: 1993-03-16   Modified: 2016-04-21  

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