1991 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
03454328
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Research Institution | Asahikawa Medical College |
Principal Investigator |
久保 良彦 旭川医科大学, 医学部, 教授 (70000990)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 邦雄 旭川医科大学, 附属実習機器センター, 助教授 (20041840)
笹嶋 唯博 旭川医科大学, 医学部, 助教授 (20109515)
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Keywords | 内皮細胞 / 磁場 / 磁石 / 細胞培養 / ガウスメ-タ- |
Research Abstract |
磁場効果の評価法 雑犬外頸静脈から採取された内皮細胞を型の如く継代培養し、得られた培養細胞を直径10cmの培養器中心に直径1cmの範囲に散布した。培養器の上に約1000ガウスの直流磁石を種々の組み合わせで配置し内皮細胞の増殖進展方向を観察した。その結果いくつかの培養器において増殖方向に明らかなの偏在性が見られた。しかしこの段階でその関係を明確にすることは困難であり、さらに正確な磁場発生装置が必要となった。 磁場発生装置の試作 固定地場による培養内皮細胞への影響に関する予備実験において、その効果が予測されたことから任意の方向から曝露可能な磁場発生装置を設計,試作した。細胞培養器内で曝露する関係で、今回は厚さ1.5mmの鉄材により外寸12.5×11×6cmのヨ-クを作り、これに、25mmφ×9mm、表面磁力2800ガウスの希土類コバルト磁石4個の組み合わせによる磁極をヨ-ク内で対抗させるH型磁石を構成した。これにより磁極間隙7.6cmで、この中心部に6cmφ×1cmの細胞培養シャ-レを固定し、約420ガウスの磁場を曝露可能である。なお、本研究経費によって購入したガウスメ-タ-により、磁極空隙内磁場強度分布を計測した結果、磁極空隙内中心部で3cmφ×4cmの領域内では、中心磁場強度に対して20%程度以下の偏差であった。 現在、本磁石によって予備実験を行っている。
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