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1991 Fiscal Year Annual Research Report

閉経後骨粗鬆症の臨床・実験的研究

Research Project

Project/Area Number 03454355
Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

吉川 靖三  筑波大学, 臨床医学系, 教授 (00010067)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 天貝 均  筑波大学, 臨床医学系, 講師 (70193018)
大野 敦也  筑波大学, 臨床医学系, 講師 (50107645)
Keywords閉経後骨粗鬆症 / 腸骨組識形態計測 / テトラサイクリン標識率 / 卵巣摘出 / ビ-グル犬 / 骨芽細胞 / 女性ホルモン
Research Abstract

1)雌ビ-グル犬の卵巣摘出と経時的骨塩定量実験
全24頭のビ-グル犬の内,既に約半数の卵巣摘出を行い現在飼育中である。既に標本作製済みの検体に対して,現在デ-タ解析中である。
2)人腸骨の組識形態計測
主にテトラサイクリン標識率について検討を加えた。健常女性では30才付近から標識率の低下が見られ,50才から60才で急速に20才代と同様のレベルまで戻った。一方男性ではこの様な年齢による変化は見られなかった。このことは加齢によって一様に骨芽細胞の機能に変化が生じるのではなく閉経等の内部ホルモン環境の変動によって細胞機能の変化が生じ,しかもその変化は可逆的であることが判明した。男性には見られない変化であり,閉経と密接に関連しているので,その原因としては女性ホルモンの分泌の低下すなわち閉経によって骨芽細胞の低下が生じ,後に女性ホルモンの欠如状態でも細胞機能が維持できるように変化するものと考えられる。詳細については,1992年4月に開かれる第11回国際カルシウムホルモン学会議(ICCRH:フロ-レンス,イタリア)で発表予定である。
3)Single photon absorptiometryによる骨密度計測
ビ-グル犬で摘出標本については現在結果の解析中である。骨粗鬆症患者の骨塩の経時的変化については5年以上経過例について症例数の蓄積が10例を越えたので,次回の骨形態計測学会等で発表を予定している。

URL: 

Published: 1993-03-16   Modified: 2016-04-21  

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