1991 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
03454474
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Research Institution | Tsurumi University |
Principal Investigator |
瀬戸 〓一 鶴見大学, 歯学部, 教授 (60064367)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石井 宏昭 鶴見大学, 歯学部, 講師 (50168176)
尾口 仁志 鶴見大学, 歯学部, 講師 (40169256)
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Keywords | 人工骨 / チタン合金 / ハイドロキシアパタイト / 高速ジェットフレ-ム溶射法 / 基礎研究 |
Research Abstract |
平成3年10月に決定され,当初の予定が2点変更となった。ビ-グル犬の匹数が少なくなった事および実験期間が最長半年となった点である。昨年10月より人工骨(骨補強材)の厚形の製作に着手した。その結果,2種のチタン合金(Tiー6Alー4v)にφ1.0mm,φ0.8mmのHo^¨le状を形成する事に成功した。資料としては円柱体を基本とし,10個の穴を形成した。又接触部(埋入時骨を接する部分)を突状とし,角度を1C,0.5Cとし接触面績の増大を図った。上記材料を下記の条件下にて圧縮疲労試験を行った。 A.試験材及びw方法[条件] 1.試験片:Tiー6Alー4V合金.φ10×10mm,φ10×20mm 2.試験条件 (1)試験機:島津サ-ボパルサEHFーFB1ー10L型 (2)繰り返し波形:sin波 (3)繰り返し速度:10H_8 (4)試験荷重:最大50kgf{490N}〜最小10kgf{98N}(指定) (5)試験回数:2×10^5回(指定) (6)制御:荷重 B.試験結果:上記実験の結果,人工骨形状に全く量常がない事が証明された。特に歪の変化に注目したが,特定部位に歪が集中する事がなく人工骨体としての厚形が出来上ったものと考えられた。さらに荷重を増大させ破壊させる事も考えたが,現実の臨床では非理実的であり,さらに資料製作には期間を要するため埋入実験後に行う事とした。 現在,同厚形に対し,高速ジェットフレ-ム溶射法によるハイドロキシアパタイトの溶射を行っており,4月より埋入実験を開始する予定である。
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