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1991 Fiscal Year Annual Research Report

Kabuki makeーup症候群の分子細胞遺伝学的研究

Research Project

Project/Area Number 03454500
Research InstitutionYamaguchi University

Principal Investigator

梶井 正  山口大学, 医学部, 教授 (40116710)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 村野 一郎  山口大学, 医学部, 助手 (20200305)
塚原 正人  山口大学, 医学部, 講師 (20136188)
KeywordsTUrner症候群 / 歌舞伎の同症候群 / X不活性化 / リングY
Research Abstract

1.TurnerーKabuki make up,症候群の患児を13例収集した。リングXが8例,iso Xが2例,XXpー2例,45,X1例である。これに加えてKabuki make up症候群の男児でリングYの1例を収集した。Turner症候群に占めるリングXの割合は通常10%だから,リングX秤合は明らかに高い。リングXとそれ意外の症例と比割すると,前者でKabuki make up症候群の症状が定型的である。リングXの2例にIIーIII指,IIIーIV指の間の合指症を認めた。
2.上記の14例中10例とその両親の未梢血Bリンパ球を株化した。これに加えて染色体異常を認めないKabuki make up症候群の患児20例について同様に株化した。
3.リングXの5例,リングYの1例についてXー,Yーセントロメアプロ-ブを用いて,リングがXまたはYであることを確認した。
4.リングXがX不活性化センタ-を失ない,活性を維持することがKabuki make up症候群の原因だとする假説に基いて,XISTの活性をRTーPCR法を用いて検定した。その結果,XIST由来のmRNAの存在を示するバンドは強弱の差はあるが全例で検出した。從って,リングXの少なくとも一部は不活性化していると推定される。不活性化,活性リングXがモザイクで存在する場合を想定して,BUDR法を用いて不活性化Xの染め分けを試みた。リングの多くはG群相当の小型で,セントロメア近傍から成るが,この部分は不活性化Xでも比較的早期に複製するために判定が難しい。この染め分けによる分類は統行中である。
5.当初假定したpsendsautsomal regionにKabuki make up症候群の遺伝子が存在するとする假説は,これ以外にも少なくとも数カ所が不活性化Xでも活性を維持し,Yに桐同部分があることが判明したので修正せざるを得なくなった。

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Published: 1993-03-16   Modified: 2016-04-21  

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