1993 Fiscal Year Annual Research Report
小学校における野外観察の具体的プログラム作成に関する研究
Project/Area Number |
03454568
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Research Institution | NATIONAL SCIENCE MUSEUM |
Principal Investigator |
矢野 亮 国立科学博物館, 附属自然教育園, 主任研究官 (80110112)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
菅原 十一 〃, 附属自然教育園, 主任研究官 (70110111)
久居 宣夫 〃, 附属自然教育園, 研究官 (30000087)
萩原 信介 〃, 附属自然教育園, 研究官 (30000144)
千羽 晋示 〃, 附属自然教育園, 主任研究官 (90000140)
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Keywords | 小学校 / 野外観察 / プログラム |
Research Abstract |
最終年度に当たる平成5年度は、前年度昨成した野外観察のためのプログラムを小学生を対象に実践し、その評価を検討した。 「学習ノート」「解説用紙芝居」「葉っぱでクイズ」「草木あそびシート」「種のもけい作りシート」「自然新聞」「自然地図」「自然観察オリエンテーリング」などいくつかの教材を用意し、実践した。その結果次のような所見が得られた。 野外観察のための教材は、全国どこでも共通させることは難しく、やはり、その地域の自然を理解させるためには、その地域特有の生物そして、その時期にあった素材をとりあげなければいけないことがわかった。 また、指導を徹底させ、子供たちの興味を持続させるためには、今回作成した「観察シート」などの個別学習ができる教材が有効であることもわかった。 また、小学校では、発育段階での差が大きいため、低学年・中学年・高学年など学令に応じたプログラムや教材を用意しなければいけないこともわかった。 なお、今回の研究で、野外観察の場であり、指導者の配置された社会教育の施設と学校とはより深い連携をとり、今後よりよいプログラム及び教材の開発を推進しなければならないと感じた。
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