1991 Fiscal Year Annual Research Report
学習障害児に対する言語・認知発達教育プログラムと診断法の開発と実用化
Project/Area Number |
03551004
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Research Institution | Chuo University |
Principal Investigator |
天野 清 中央大学, 文学部, 教授 (00000414)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
秦野 悦子 川村学園女子大学, 文学部, 助教授 (50114921)
大城 英名 国立特殊総合研究所, 視覚障害教育研究部, 研究員 (80185256)
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Keywords | 学習障害児 / 言語・認知発達教育プログラム / 読み・書き入門プログラム / 文法と構文学習プログラム、 / 言語訓練 / 診断法の開発 / 実験診断調査 |
Research Abstract |
A言語教育プログラムのソトト開発と訓練実験 (1)言語教育のプログラムの開発・作成 コンピュ-タ-は、マッキントッシュLDを用いることとし、HyperCardを用いて作動する教育プログラムソフトを、(a)読み書き入門プログラム、(b)文法と構文学習プログラムについて、それぞれ10ステップ分の教材を作成した。 (2)学習障害児を対象にした教育・訓練実験 下記Bの診断実験で学習障害児と診断された6名の小学校1学年児3名について、川崎市の言葉の治療教室で、1月より、週2回の割で個別の言語訓練を開始した。他の3名については、診断・評価に多くの時間を要したため、3月までに教育前の訓練前評価テストを実施できたに留まった。4月から訓練に移る予定である。 B診断法の開発と実験診断調査: (1)第2学期はじめに、川崎市の公立2小学校の第1学年児童6学級約230名を対象に、(1)ひらがな文字聴取・書取テスト、(2)マトリックステスト、(3)論理的思考テストを実施し、約20名の障害を受けている危険性の高い児童を特定した。 (2)それら20名に対して、WISK-R知能テストを実施し、7名の高度危険児を特定した。 (3)親の承諾が得られた6名の児童について、更に国語・算数についての到達度調査、語彙検査、認知検査等を実施し、最終的に上記の言語・認知訓練の訓練対象者とした。
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