1991 Fiscal Year Annual Research Report
GeV領域で高エネルギ-分解能を持つ液体キセノン電磁カロリメ-タ-の試作
Project/Area Number |
03554005
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
道家 忠義 早稲田大学, 理工学研究所, 教授 (60063369)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
笠原 克昌 神奈川大学, 工学部, 助教授 (00013425)
柴村 英道 早稲田大学, 理工学研究所, 客員研究員
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Keywords | GeV領域ガンマ線 / 液体キセノン / 高エネルギ-分解能 / 電磁カロリメ-タ- |
Research Abstract |
液体キセノン電磁カロリメ-タ-がGeV領域の電子、又は、ガンマ線に対して高エネルギ-分解能(σ[rms]<1%)を持つことを立証するための小型の液体キセノン・カロリメ-タ-を8月中に設計し、その製作を京和真空機械製作所に依頼した。その外殻は11月末に完成し、現在までにほぼ組上げられ真空テストの段階に入っている。しかし、内部電極の組上げは開始されたばかりであり液体アルゴンを用いた総合冷却テストは4月になる予定である。今後の計画としては、回路関係を仕上げた上で、初めに、LBL(米国)で液体アルゴンを用いたエネルギ分解能テストを行ない、次でCERN(欧州)で液体キセノン電磁カロリメ-タ-としてのテストを行なう。その時期は現在両研究所の関係者と検討中である。
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