1991 Fiscal Year Annual Research Report
| Project/Area Number |
03554022
|
|---|
| Research Institution | Tohoku University |
|---|
Principal Investigator |
鈴木 信男 東北大学, 理学部, 教授 (10006025)
|
|---|
| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長谷川 佑子 東京理科大学, 理学部, 教授 (20084303)
塚原 聡 東北大学, 理学部, 助手 (50207338)
鈴木 敏重 工業技術院, 東北工業技術試験所, 課長
斎藤 紘一 東北大学, 理学部, 助教授 (90004457)
秋葉 健一 東北大学, 選鉱製錬研究所, 教授 (00006040)
|
|---|
| Keywords | 溶媒抽出 / デ-タベ-ス / デ-タ検索 / ファクトデ-タ |
|---|
| Research Abstract |
溶媒抽出についての研究は数多く行われているが、それらの研究成果の多くは同一条件で得られたものではなく、またみかけの抽出挙動で表現されているため、これまでの膨大な研究成果が相互に比較・利用しがたく、まして抽出分離の最適条件の選択の目的に利用するのは困難であった。しかし、既知のデ-タを得られた条件に従って整理し直し、数値デ-タ化して収録することにより、これをコンピュ-タで検索することが可能になり、これまでの研究成果が相互に活用し得るようになるはずである。本研究は、これを実現することを目的として、2年間の予定で研究を進めている。初年度に当たる当該年度においては、以下のように進展がみられた。
1.標記システムの中心となるデ-タベ-スの基本的構想について、システムの目指すもの、利用するデ-タの範囲と種類、収録するデ-タの範囲と種類、検索の方法と情報の出力方法等について、研究代表者及び分担者による打ち合わせを行い、基本構想を取りまとめた。
2.研究代表者及び分担者は、それぞれに、文献より抽出デ-タの収録を試行し、これらを比較することにより、収録すべきデ-タの種類と形式について検討を行い、当該年度において最重要な課題であった収録デ-タの種類と型式の確定を行うことができた。
3.デ-タベ-スからのデ-タの検索と利用に関するソフトウエアの作成については、上記1、2と関連させて、新規作成及び改良を続けており、溶媒抽出の高度な専門家でない者にも利用し易いソフトウエアが作成できる見通しを得た。
4.抽出デ-タの収録と、利用ソフトウエアの作成の両画にわたる研究の進展は、大きな障害なく次年度に継続される見込である。
|
Research Products
(6 results)
-
[Publications] H.IMURA: "Solvent extraction of the hexaaquarhodium(III) ion from halogenated carboxylate solutions with trioctylphosphine oxide" Bull.Chem.Soc.Jpn.64. 882-887 (1991)
-
[Publications] N.SUZUKI: "Synergic extraction of lanthanoid(III) with 2-thenoyltrifluoroacetone and triphenylarsine oxide in benzene" J.Radioanal.Nucl.Chem.149. 149-159 (1991)
-
[Publications] S.KATSUTA: "Association of tris(acetylacetonato)chromium(III) with chlorinated phenols in the liquid-liquid partition system" Bull.Chem.Soc.Jpn.64. 2470-2474 (1991)
-
[Publications] Y.SUZUKI: "Separation of thulium,ytterbium and lutetium by centrifugal partition chromatography with organophosphinic acid" Anal.Sci.,Supplement. 7. 249-252 (1991)
-
[Publications] T.SUZUKI: "Metal selective polymer resins for the separation and concentration of rare metals" Trends Inorg.Chem.2. 33-47 (1991)
-
[Publications] Y.HASEGAWA: "Extraction of palladium(II) and platinum(IV) as chlorocomplex acids into basic organic solvents" Solv.Extr.Ion Exch.9. 759-768 (1991)
