1991 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
03555017
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
林 紘三郎 北海道大学, 応用電気研究所, 教授 (90026196)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤井 勉 (株)東京衡機製造所, 技術本部・試験機技術部, 部長
安田 和則 北海道大学, 医学部, 講師 (20166507)
松本 健郎 北海道大学, 応用電気研究所, 助手 (30209639)
山本 憲隆 北海道大学, 応用電気研究所, 助手 (40210546)
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Keywords | 生体軟組織 / 生体材料 / 力学的性質 / 材料試験機 / 多軸試験 / 動的試験 / 油圧サ-ボアクチュエ-タ / 生体内環境模擬装置 |
Research Abstract |
1.油圧サ-ボアクチュエ-タを利用した多軸動的負荷試験装置の設計と試作:東京衡機製造所製の油圧サ-ボアクチュエ-タを2個使用することによって,引張,圧縮,ねじりを単独であるいは複合で負荷することが可能な試験装置を設計.試作した. 2.油圧サ-ボアクチュエ-タ駆動用制御システムの設計と試作:2個のアクチュエ-タを制御して,微少な負荷の変化を忠実に再現するための高性能な駆動制御システムを設計,試作した. 3.デ-タ処理システムの設計と試作:2つのアクチュエ-タに取り付けたロ-ドセルと変位計測器ならびに生体組織の表面のひずみを計測するための光学式変位計測器(ウイズスアナライザ-)の出力をADコンバ-タを持つサ-マルドットレコ-ダ(オムニエ-ス)を用いてコンピュ-タに取り込み,デ-タを迅速に処理し,試験片の力学的特性を算出するためのシステムを設計,試作した. 4.生体内環境模擬装置の設計と試作:生体から取り出した組織をできるだけ生体内と同一の環境で試験を行うために,温度を37℃に保持することができる恒温水槽装置を用いて,体液を模擬した各種溶液中で試験を行うことができる環境模擬装置を設計,試作した. 以上のように試験システムの設計,試作を行い,基本的な動作確認を終了した.さらに,本システムを用いて靭帯補強材の素材となる高強度,高剛性高分子材料の力学的特性を計測するとともに,試作機の性能を詳細に調べた.現在,得られた結果を基に本システムの調整,改良を行っている.
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Research Products
(1 results)