1992 Fiscal Year Annual Research Report
自動二輪車運転シミュレータの作成と運転適性判断システムに関する研究
Project/Area Number |
03555121
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Research Institution | MEIJO UNIVERSITY |
Principal Investigator |
栗本 譲 名城大学, 理工学部土木工学科, 教授 (30043201)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
荻野 弘 豊田工業高等専門学校, 土木工学科, 教授 (70043205)
神作 博 中京大学, 文学部・心理学科, 教授 (30065172)
松井 寛 名古屋工業大学, 工学部・社会開発工学科, 教授 (20024242)
米澤 彰賢 名城大学, 理工学部・電気電子工学科, 講師 (50076551)
高橋 政稔 名城大学, 理工学部・土木工学科, 助教授 (40076576)
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Keywords | シミュレータ / 自動二輪車 / 運転適性診断 / 自動二輪車運転シミュレータ / 交通事故 / グラフィック |
Research Abstract |
本年度の研究は、前年度に作成した自動二輪車運転シミュレータを使用して、運転適性診断システムの作成である。 作成した運転適性判断システムは、3つのサブシステムで講成した、第1のシステムは直線部の、第2は曲線部(左右単曲線)での運転適性判断を行う部分で両者をまったく任意に組み合わせて使用することができる、第3のシステムは、前二者のシステムで判断された評価基準を基に運転適性の総合評価を行いその結果を出力するシステムである。 適性判断サブシステムの作成準備として、まず被験者の運転シミュレータ操縦から得られる運転挙動適否の判断資料を得るために、指示速度(規制速度)、発進及び加速度、減速及び停止、最適ギアの選択、ハンドル切り角、曲線部でのブレーキ操作、車体のふらつき及び横断歩行者に対する注意等に関する評価基準を、日頃自動二輪車に乗っている熟練運転者による、本運転シミュレータ装置での多くの実験結果を参考に決定した。 直線部適性判断サブシステムは、直線路の延長距離(または運転時間)を任意に設定でき上記評価基準の内、ハンドル切り角と曲線部でのブレーキ操作の評価を欠いたシステムである。 これに対して曲線部適性判断サブシステムは、左右の単曲線半径とその延長距離(または運転時間)を任意に設定でき横断歩行者、発進及び加速の評価を欠いたシステムである。 上記の二つのサブシステムでは、被運転者の運転操縦挙動を1秒ごとにそれぞれの評価基準と照合し運転適性を評価している。 総合適性判断評価サブシステムは、1秒ごとに評価された運転挙動を連続的な観点から再評価する部分と、総合評価する部分とがあり、その結果をコメントとして出力することができる。
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