1991 Fiscal Year Annual Research Report
パルス表面反応解析のためのFTIR拡散反射装置の開発
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03555170
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| Research Institution | Nagoya University |
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Principal Investigator |
村上 雄一 名古屋大学, 工学部, 教授 (10023029)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西沢 誠治 日本分光工業(株), 第一事業部, 技術次長
薩摩 篤 名古屋大学, 工学部, 助手 (00215758)
丹羽 幹 名古屋大学, 工学部, 講師 (10023334)
服部 忠 名古屋大学, 工学部, 助教授 (50023172)
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| Keywords | 表面吸着種 / 表面反応速度 / 拡散反射FTIR / 動的測定 / CO水素化 / CO挿入速度 |
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| Research Abstract |
本研究では、ダイナミック測定用のFTIR拡散反射装置を開発し、パルス表面反応解析法と結合して、複雑な表面反応の解析を行う方法を確立し、COおよびCO_2の水素化反応に適用し、その有効性の検証を行う。本年度においては、その第1段階として以下の研究を行なった。
1.既存装置による予備実験
既存の分散型拡散反射赤外分光器および簡易触媒反応セルを用いて、Rh触媒上でのCO水素化表面反応のダイナミック測定を行ない、吸着COのCO結合開裂過程および吸着炭素種の水素化の速度を測定した。さらに、エチレンのヒドロフォルミル化を利用した複合パルス反応法によりCO挿入過程の速度を測定した。
また、CO_2水素化反応中における表面吸着種の静的測定を行ない、反応中に生じる吸着CO種を確認し、そのCO結合開裂過程のダイナミック測定が原理的に可能であることを確認した。
2.触媒反応セルと光学系の詳細設計
ダイナミック測定用触媒反応セルと付属光学系を結合した拡散反射パルス表面反応解析装置について詳細に検討し、設計を行なった結果、交付金額の範囲内では、市販品を改造する方がより現実的であることが判明した。
3.市販触媒反応セルによる予備試験
上記の市販触媒反応セルと付属光学系をFTIR本体に接続し、基本的な光学的性能を測定し、試料部および集光鏡の角度についての検討が必要であることを明らかとし、試料部と集光鏡の立体的関係について基本的デ-タを収集した。さらに、CO水素化反応中の表面吸着種の静的測定およびダイナミック測定の可能性を検討し、光学系の改良により原理的に可能であることを確認した。
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Research Products
(1 results)
