1991 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
03557002
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
岡戸 信男 筑波大学, 基礎医学系, 助教授 (50060140)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
細谷 安彦 筑波大学, 基礎医学系, 助教授 (60100145)
工藤 典雄 筑波大学, 基礎医学系, 教授 (60014239)
林 英生 筑波大学, 基礎医学系, 教授 (40033203)
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Keywords | Bacterial toxins / labelling method / dendrite / Axon |
Research Abstract |
他の標識法では得ることの出来なかった極めて感度の高い細菌毒素による神経標識を用いた二重標識を行うために複数の細菌毒素を利用することを試みた。しかし、これまでに神経標識に実用化されている細菌毒素であるコレラ毒素(CT)と大腸菌毒素(LT)の間では60%ものエピト-プが相同であり、両者を識別するモノクロ-ナル抗体を得ることは困難であることが判明した。従ってCT,LT以外で神経細胞膜抗原として多く存在するGM1ガングリオシッドと親和性のある細菌毒素を検討した。その結果黄色ブドウ球菌毒素の一つであるロイコシジンが我々の目的にあっていることが考えられた。ロイコシジンはGM1ガングリオシッドにCTと同程度の親和性を有し、抗原性はCT,LTと全く異なっているのでポリクロ-ナル抗体によってCT,LTと簡単に識別が可能である。これまでのところロイコシジンの分離・精製および抗体の作製に多くの時間を費やした。特に困難であった点は黄色ブドウ球菌の多くの種類ではロイコシジンを分離し精製する過程で蛋白分解酵素が働き精製の途中でロイコシジンがなくなってしまうことであった。わたくしたちはそうした蛋白分解酵素を欠損する黄色ブドウ球菌を見いだし、ロイコシジンを精製できるようになった。現在多量のロイコシジンを獲られるようオ-プンカラムから高速液体クロマトグラフィ-による精製段階での研究を行っている。 細菌毒素を用いた標識法の欠点として、高感度とは裏腹に広い範囲への細菌毒素の拡散という欠点を抱えていた。この欠点を克服するために細菌毒素の拡散を防止する方法に検討を加えた。その結果ラッテクスビ-ズと細菌毒素の複合体が拡散を完全に防止することを見いだし、応用技術として確立した。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] 岡戸 信男: "Immunohisto chemical study of tyrosine-hydroxylase-positive cells and jibers in the chicken spinal cord" NeuroScience Research. 11. 108-118 (1991)
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[Publications] 細谷 安彦: "Descanding input from the hynothalamic paracentricaler nucleus to sympathotic pregerglioric neurons in cherats" Experimental Brain Research. 85. 10-20 (1991)
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[Publications] 岡戸 信男: "Spacies differences in the distubution and coexistence ratio of serotouin and substance P in the monkey,cat,rat and chick spinal cord" Neuroscience Letters. 132. 155-158 (1991)
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[Publications] 岡戸 信男: "Devclo went of serotonivergic syotem in the brain and spival cold of the chick" Proyress in Neurobiology. 38. 99-123 (1982)
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[Publications] 岡戸 信男: "Synoptic loss following newoval of serotouin in devloning and adult auiwols" Nature.
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[Publications] 松川 睦: "A high sansitive neuronal labelling technigue using cholertoxin B subunit-Latex beads complex with mirinum diffusion at the injectun sites" Brain Research.
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[Publications] 岡戸 信男: "神経研究の進歩(セロトニン約維の経路形成と終未形成-脊髄前角細胞への神経結合形成)" 医学書院, (1992)