1991 Fiscal Year Annual Research Report
NMRによるヒトがん組織の抗がん剤の治療効果判定のためのソフトウェアの開発
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03559009
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Research Institution | Yatsushiro National College of Technology |
Principal Investigator |
山崎 政城 八代工業高等専門学校, 生物工学科, 教授 (80040286)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
林 英之 日本電子(株), 研究員
松下 和弘 日本電子(株), 副主任研究員
宮田 高雄 熊本整形外科病院, 内科医長
本田 五男 熊本整形外科病院, 研究部長
松浦 周介 八代工業高等専門学校, 生物工学科, 助教授 (20143943)
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Keywords | NMR / 緩和時間 / Malignancy Index / ヒト腫瘍 / 抗がん剤 / 悪性度 / 良性腫瘍 / 悪性腫瘍 |
Research Abstract |
本科学研究費補助により、ヒト腫瘍組織からMalignancy Indexを迅速かつ的確に求めるためのソフトウェアを開発し、NMRの緩和時間から求められるヒト悪性腫瘍のMalignancy Indexによる(1)悪性の診断の可能性(2)悪性度の評価の可能性(3)抗がん剤の効果判定の可能性について検討し、次の結果を得た。 (1)ヒト腫瘍では悪性と良性とで治療方針がまったく異なるため、良性腫瘍、悪性腫瘍の判定が重大な意味をもつ。ヒト骨組織44例についてMalignancy Indexを求め、悪性腫瘍群と非悪性群とを比較した結果、44例中42症例で診断が可能で(診断ができなかった2症例は軟骨性の良性腫瘍)、悪性の診断が可能であることを明らかにした。また、ヒト軟部組織27例についてMalignancy Indexを検討した結果、良性腫瘍と悪性腫瘍の臨床診断上の境界はMalignancy Indexが4.0で、全例で診断が可能であることが明らかになった。 (2)ヒト軟骨肉腫のMalignancy Indexを検討した結果、未分化型が分化型に比べて明らかに増大したMalignancy Indexを示し、悪性度の評価が可能であることを明らかにした。 (3)ヒト腫瘍の抗がん剤感受性には個体差があり、正確で信頼性のある効果判定の方法の確立が期待されている。現在、Malignancy Indexによる抗がん剤効果判定の可能性について、症例を検討している段階である。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] HIRAYAMA,F.: "Prominent Inclusion Effect of Dimethyl-β-cyclodextrin on Photoisomerization of a Thromboxane Synthetase Inhibitor" J.Pharm.Sci.81. (1992)
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[Publications] HIRAYAMA,F.: "Preparation of Heptakis (2,6-di-O-ethyl)-β-cyclodextrin and Its NMR Spectroscopic Characterization" Pharm.Res.,.
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[Publications] MIYATA,T.: "NMR Studies on Experimental Human Pancreatic Cartinoma" Medical Progress through Technology.
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[Publications] YAMASAKI,M.: "NMR Studies on Human Malignant Tumors" Medical Progress through Technology.