1991 Fiscal Year Annual Research Report
シロイヌナズナを用いた高等植物の刺激受容およびシグナル伝達機構の分子遺伝学的研究
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03640545
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Research Institution | Okazaki National Research Institutes |
Principal Investigator |
岡田 清孝 岡崎国立共同研究機構, 基礎生物学研究所, 助教授 (50101093)
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Keywords | シロイヌナズナ / トランスジェニック植物 / 刺激受容 / シグナル伝達 / 光屈性 |
Research Abstract |
1.発茅後1週間目のシロイヌナズナの茅生えの胚軸細胞に、3個の遺伝子(カナマイシン耐性遺伝子、ハイグロマイシン耐性遺伝子、βーグルクロナ-ゼ遺伝子)を持ったアグロバクテリア(EHA101株)を感染させ、総計約800株のトランスジェニック植物を作製した。これらの植物体を培養鉢に移し、それぞれの植物体から自家受精した種子(T2種子)を集めた。 2.これらのT2種子を寒天培地上にまき、(1)茎や根の重力屈性、(2)光屈性、(3)根の障害物回避反応、(4)植物ホルモン(特にオ-キシン)に対する感受性などが異常になった突然変異体を選抜した。また、花や葉の形態異常突然異体を探した。 3.これまでに、植物体がわい性になる株を2株、子葉の葉緑体形成が異常になったものを2株、根の光屈性が異常になったもの1株を見いだした。 4.これらの突然変異体候補株について、(1)ゲノム内に挿入されたTーDNAのコピ-数、(2)変異遺伝子のマッピング、をおこっている。また、同様の異常が子孫植物に遺伝するパタ-ンを解析している。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 岡田 清孝: "Mutational analysis of root gravitropsim and Phototropism of Arabidopsis thaliana seedlings." Australian Journal of Plant Physiology. 19. (1992)
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[Publications] 岡田 清孝: "花芽の器官発生と分化過程の遺伝的制御機構" 蛋白質核酸酵素. (1992)
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[Publications] 岡田 清孝: "遺伝的プログラムによる形の制御" 植物細胞工学. 3. 371-380 (1991)