1991 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
03650042
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Research Institution | 東京商船大学 |
Principal Investigator |
庄司 邦昭 東京商船大学, 商船学部, 助教授 (80092584)
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Keywords | 船舶衝突事故 / 橋梁 / 安全性 |
Research Abstract |
1.過去における事故例調査 過去に発生した橋梁に対する船舶衝突事故例について今年度新たに最近のデ-タを主にロイド海難過報から収集した。その結果、船舶が橋梁に衝突する事故は減少することなく少なくみても年間十件程度発生していることがわかった。 事故例を再現するためのシミュレ-ションはプログラムの作成を行ない次年度に行なうこととした。 事故例を月別にみると5月から8月には比較的事故が少ないことがわかった。船種別では貨物船、タンカ-、バ-ジの事故が多くみられる。事故発生の地域は当然ではあるが橋梁の多いアメリカ合衆国とイギリス、オランダなどのヨ-ロッパ地区が殆んどである。 2.船舶の航行しているところに架けられた橋の調査 現存する橋について諸外国の海図などから橋梁付近の水路の状況をしらべた。また橋の資料からその主要寸法について調査した。その結果、かなりの橋梁についてのデ-タをまとめることができた。今後これらの橋梁と事故例との関係をしらべ安全性を評価していく。 3.橋梁を通行する船舶の調査 本学練習船や本学航海実習教室の小型船舶を利用して川口部の橋梁における船舶の通行状況について現地調査を行なった。今年度は隅田川及及び荒川の川口部を中心に行なったが、今後、さらに大型船舶の通行する可能性がある橋梁についても調査を行なっていく 4.橋梁付近での船舶通行シミュレ-ション これについては次年度から行なう計画である。
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Research Products
(1 results)