1991 Fiscal Year Annual Research Report
輪郭形状のインプロセス計測系を組み込んだ総形切削工具成形用NC輪敦研削装置の開発
Project/Area Number |
03650116
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Research Institution | Nagaoka National College of Technology |
Principal Investigator |
山田 隆一 長岡工業高等専門学校, 機械工学科, 助教授 (40110142)
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Keywords | 輪郭研削 / 総形切削工具 / 輪郭制御 / 光応用計測 / レ-ザビ-ム / 回折理論 / エッジ検出 |
Research Abstract |
1.光学式エッジ位置検出システムの開発について HeーNeレ-ザを光源とした光学式検出システムを製作し、曲率を持つエッジの検出方法について実験的解析を行なった。HeーNeレ-ザを用いたのは出力横断面が完全に円形であるため本システムの基本的検出性能を調べてるのに都合がよいからである。その結果エッジ曲率半径が異なるとさえぎり面積が等しくても透過光パワ-は異なること。エッジ曲率半径が小さいほど回折の影響は小さいことなどがわかった。これらの研究成果は機械学会論文集で公表した。現在エッジ曲率半径が回折現象におぼす影響について理論解析を行なっており、結果が出次第先の実験解析に理論解析を付加して公表する予定である。またこの検出システムを用いて、光軸方向に曲率を持つ円筒形エッジと光軸方向 に厚みを持つスリット形エッジの検出方法についても研究を行ない、その結果を春と秋の機械学会で口頭発表した。この研究成果についても報械学会への投稿を予定している。 2.カッタ輪郭形状の自動計測システムの開発について 半導体レ-ザ投光システムを当初予定していたものから、出力横断面形状がより円形に近いオ-ディオテクニカ社製SUー26Cに変更した。これとリニアスケ-ルを組み合わせたカッタ輪郭形状測定装置の製作は完成した。しかし自動計測を行うための信号処理回路は現在製作中である。また1991年度に購入したカラ-CRTディスプレイとハ-ドディスクユニットを既設のパソコンに取り付け、同年度購入のXYプロッタを接続してカッタ輪郭形状の計測経路をチェックしながら自動計測プログラムを開発した。 3.研削加工システムの改良について 従来使用していた2相ステッピングモ-タを1991年度に購入した高回転高出力型5相ステッピングモ-タに交換した。予備実験を行なって高速で安定した輪郭制御ができることを確認した。
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Research Products
(1 results)